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キリシタンのあしあとを求めて各地を旅してめぐります♪

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 秋の加賀百万石 一日目

    <主な訪問地>
  ★カトリック金沢教会
  ★日本基督教団金沢教会
  ★金沢21世紀美術館
  ★兼六園
  ★金沢城
  ★尾崎神社
  ★大谷廟所
  ★貯金事務センター
  ★尾山神社
  ★長町武家屋敷跡
  ★近江町市場
 

 金沢という響きに惹かれて・・・

金沢って、女性なら誰でも憧れる土地ですよね。ステキなイメージがあります。特に秋は・・・!
今回はたった一泊で金沢と七尾を巡る旅に出かけます(なぜか泊まるのは富山県の高岡)

ちょうど能登半島広域観光協会のイベント「秘宝めぐり」がやっていて、普段は見られない秘宝を公開しているのです。私のお目当ては本行寺の前田家秘仏(隠れキリシタン秘仏)です。以前から見たいと思っていたのですが、場所も遠い上に年に一度しか公開しないため、諦めていたのです。

それでは秋の加賀百万石目指して・・・(/*⌒-⌒)o レッツゴー♪

初めて乗った特急はくたか


きっぷを前日になって予約したために、朝一番の便には乗れず、多少ゆっくりめのスタートをし、埼京線で大宮へ。

コンビニで買った朝ごはんを新幹線ときで食べ、越後湯沢に到着。「さむー」と言いながら特急はくたかに乗り込みました。

列車って、何かテンション上がりますよね。初めて乗る列車は更にテンションアップです。鉄道ファンじゃないけど思わず写真を撮っちゃいました。

駅弁対決 かにずし


列車旅といえば駅弁!ということで、越後湯沢駅で購入。夫はとりそぼろ弁当、私はかにずし。

車窓に秋らしい風景が流れだしたところで、開封。どちらがいいチョイスをしたかを対決です。
結果は・・・         

かにずしショック o(´^`)o うー


開けてみたら、とりそぼろ圧勝でした。
豪華そうな名前に惑わされてはなりませぬ。ちらっとふりかけられたかにが侘しいです。

とはいえ、アタリもハズレも楽しむのが旅の流儀ですので、気にせず美味しくいただきました。

窓の外は田園風景。同じ田園でも関東とは違った感じのたたずまいで見飽きません。しかし寒そうな空が気になります。
 

 やってきました!金沢

金沢駅に到着し、右も左もわからずキョロキョロ。人の流れにまかせて賑やかそうな方向へついていき、駅前の大きなオブジェにびっくりしながらバスの列に並びました(おのぼりさん丸出し)

駅前から出ているまちバス(100円)で香林坊というところへ。人出が多くて、すごく賑やかです。観光客っぽい人が大勢歩いていて、やっぱり「秋は金沢」と思って来る人が多いんだなと感じます。聞こえてくる言葉の感じでは、関西とか東海地方の人が多いような。


カトリック金沢教会


香林坊から徒歩10分。やってきたのはカトリック金沢教会です。

教会の割りには混んでるなと思っていたら、結婚式のようです。中からは結婚行進曲が聞こえてきます。いいですねー。

あ、でも中に入れないのか!? 
新郎新婦の幸せを外から祈って事務所に向かいます。

キリシタン大名 高山右近像


事務所の受付の方に来訪を告げ、「木越邦子さんの著書を読みまして・・・」とキリシタン遺物が見たい旨を伝えます。

キリシタン遺物は受付の右手に展示されていて、写真撮影は司祭の許可がいるのでできなかったのですが、素晴らしい品ばかりです。

再び受付に行き、「ありがとうございました。あの、カトリック・イヤーブックに金沢のキリシタン史跡に関する冊子を、こちらで作成されていると書いてあったのですが、わけていただけないでしょうか?」と図々しいお願いを・・・。

受付の方は快くわけてくださいました。読んでみてわかったのですがこの情報、地元だけあって正確で緻密です。いいものをいただきました。

もしここを訪れる方がいましたら、お礼にカードなどを買いましょうね。ステキな物がそろっています。


日本基督教団の金沢教会


カトリック金沢教会から徒歩5分くらいのところにあるのが、日本基督教団の金沢教会。こちらはプロテスタントの教会です。

ここは北陸最古の教会で、1881年に献堂されました。今の建物は最近建て替えられたものらしく、新しいのに昔の面影を感じさせます。

建築という目で見ても価値があるのではないかと思われます。


金沢21世紀美術館


そこかしこにアートが配されている町並みを楽しみながら、金沢21世紀美術館へ。ここはキリシタン大名であった高山右近の屋敷跡です。

正確には最初に住んだ家があった所で、金沢城炎上の前後に引っ越して、尾山神社の近くに住んだといわれています。

それにしてもモダンで開放的な建物ですね。今日は時間がないから庭を通って行くだけですが、いつか館内も見てみたいな。


 大人になって見ると違うのね

小学生の頃、ツアーか何かで訪れたことがある兼六園。当時は子供だったので価値がわからず、「誰かの庭見たからって何?」って思ってました。でも大人になって見ると、「やっぱりいいものはいいなぁ」と思うから不思議です。大人になってからメジャーな所に行くのも、アリですね☆

兼六園


10月下旬の兼六園は「秋の始まり」という感じ。そこが何とも奥ゆかしくていいです。観光客が多いですが、庭内が広いのであまり気になりません。

修学旅行生も来ていますが、自分の経験からすると、「ふ~ん」と思っているだけのような・・・。それでも印象に残るからいいですけどね。

若者よ、いつかこの良さがわかる日が来るのさ(誰?)


なぜこんなにきれいかというと・・・


庭内を歩いていて気づくのは、湖面にも木の下にもごみはもちろん、落ち葉や木屑がないこと。不思議だなと思っていたら清掃の方々を発見。

枯れて落ちた松葉一本一本を、竹串のような道具で拾って取り除いているのです。ものすごい根気がいる作業であり、どんなにやってもキリがない作業です。

それをやっているのがすごいなと思いました。きれいを維持するのって大変なことなんですね。


紺屋坂下にある交差点


紺屋坂を下った所にある兼六園下の交差点。ここには昔切支丹寺があったといわれています。

金沢城と兼六園の間辺りにキリシタンの寺(教会)があっただなんて、キリスト教禁令の時代であっても北陸ではまだキリシタン宗徒が大手を振って歩いていられたんですね。

当時のキリシタンにとって加賀はサンクチュアリのような場所だったのかもしれません。

 日本にもあった!?インカ文明

壮麗な石垣の上にそびえる金沢城の城内に入って驚きました。ここは「石垣の博物館」といわれるほどいろんな種類の石垣があるのですが、中にはインカ文明を思い出させるような精密な石組みがあるではありませんか。マチュピチュもびっくりという感じです。

精密な石垣


ここは再現して修築した所ですが、それでも往時の精密さがうかがえます。石組みはインカの専売特許ではなく、日本人も得意だったんですね。

金沢城は何度も火事にあい燃えてしまい、今ある建物は最近になって復元されたものです。

しかし石垣や遺構は当時のものが残っていて、その頃の堅牢さと華やかさを想像できます。

金沢城


金沢城が17世紀初頭に燃えた後、修築をしたのが高山右近です。今でも市民の役に立っているお堀を作り、水を引いたのもその彼の功績。

高山右近はキリシタン迫害がひどくなり、マニラに追放の身となり、かの地で命果てましたが、やったことは今も残っているんですね。

この辺りを歩いていたんでしょうか。


三十間長屋


釘を一本も使わずに造られたという五十間長屋や菱櫓を眺めながら三の丸公園を過ぎて、三十間長屋へ。

しかしここで急激にお腹が空いてベンチに座り込んだ私。「仕方ないなぁー」と夫が差し出したのはじゃがりこ。阿吽の呼吸とはこのことです(?)

辰巳櫓跡からの眺め


「一応本丸は行っておこうか。やっぱ本丸っていうくらいなんだから(意味不明)」と進んでいきましたが、うっそうとした森の中に迷い込むことに。

本丸は焼けた後放置されたらしく今では野鳥の王国と化していました。本丸跡を抜けると昔辰巳櫓のあった場所に着きました。

いい眺めですが、吹き付ける風が冷たいですー。


大手堀


「あとは甚右衛門坂さえ見られたらいいねー」と、足が疲れてきたこともあり言っていたのですが、行けども行けどもそれらしき坂は見当たりません。

「城の中からは行けないのかも」と夫が言うので、城外に出ようと思ったのですが、そこからの道が遠いのなんのって!

金沢城ってすごく広いです。最後に通った新丸広場という広場が特に。芝生が敷き詰められていて、彫刻もあるので単調ではないですけどね。

途中図らずも公園管理事務所を見られたことは幸運でした。ここ、見つけられないかと思っていたんです。観光用のマップとかに載ってないので。

キリシタンだった津田玄蕃の屋敷があった所だといわれています。玄蕃とは役職名で、今でいう高級官僚でしょうか。

大手堀は秋の気配に包まれていました。


 甚右衛門坂はどこなのさ?

ちゃんと地図で調べたのに見つからない甚右衛門坂。地図だって、古地図とかではなく、まっぷるの最新号に載っていた地図なのに、どうして見つからないんでしょう。その謎を追って、金沢城外をぐるりと回ります。やっぱりあまりメジャーでない史跡への道は遠いです。ファイト!自分。

尾崎神社



しばらく進むと現れたのが尾崎神社。すぐ近くに尾山神社もあるので、間違いそうです。しかし私が知らなかっただけで、由緒ある神社のようです。



甚右衛門坂!


やっと見つけました、甚右衛門坂!!
この辺りに昔教会が建てられていたそうです。

紺屋坂とはお城をはさんでちょうど反対側にあたる場所にも教会があったなんて、キリシタン人口がとても多かったのでしょうね。驚きです。

大谷廟所


「次は大谷廟所だなー」と私が言うと、「たぶんここだよ」と背後を指す夫。表に回ってみると書いてありました「大谷廟所」と。

ここはキリシタン武士が住んでいた屋敷の跡。信者だから教会のある甚右衛門坂の近くに住みたかったのでしょう。考えてみれば納得です。

教会が先だったのか、屋敷が先だったのかは不明ですが、関連がありそうな立地です。

 和洋に漢まで足してる尾山神社

「和洋折衷」とはよく聞きますが、そこに「漢」まで足して「和洋漢折衷」とは聞きなれない方も多いはず。しかしここの建築はその様式なのです。その名は尾山神社。神社なのに「和洋漢折衷」・・・。祀られているのは「利家とまつ」のお二人です。

ちなみに「漢」とは中国のこと。私は神社に詳しくないですけど、こんな神社は他にはないのではないでしょうか。


尾山神社


鳥居の向こうに見えるのは大きな塔は、神門。三層目にギヤマンがはめこまれていて、夕陽を透かした様子がとてもきれいです。

どこか教会のような趣があります。七尾の本行寺の伝承では前田利家は密かに洗礼を受けていたといわれていますがどうなんでしょう?



右近第二の屋敷跡


どこかミステリアスな感じのする尾山神社から徒歩5分、貯金事務センターに着きました。

あまりにも普通な建物ですが、ここは石浦神社の向かいにあった屋敷から高山右近が引っ越してきた場所。右近第二の屋敷跡です。

ここから右近は金沢城の修築に出かけていたのかもしれません。今ではビルに囲まれたオフィスだなんて、時の流れは不思議です。
                          

 せっかくなので日が暮れるまで観光を

金沢市内で今日来たいと思っていた所はすべて回れて大満足。
せっかくなので観光客が行くような所にも少し足を伸ばしてみようかと思います。


長町武家屋敷跡


やってきたのは長町武家屋敷跡。よく金沢の旅行パンフレットに載っている場所で、私も内心あこがれていたのです。

「行きたい所があるからここは行けなくてもいいや」と諦めていたのに、行く時間ができて感謝なのです。神様が来させてくださった気がします。


近江町市場


町武家屋敷跡にあるバス停から次に向かったのは近江町市場。15分おきにやってくる金沢ふらっとバス「長町ルート」(100円)で10分ほどです。

ここは有名な観光地で巨大な市場なのでが、私には一つ買いたい物があるのです。
それは・・・┗┓ ̄旦 ̄┏┛フフフ

どじょうの蒲焼


それはどじょうの蒲焼です!

明治になったにも関わらず禁教令が解かれていなかったために長崎から各地に流されることとなったキリスト教徒、浦上キリシタンの置き土産です。

金沢に流されてきた彼らが生活の足しにしようと川で釣ったどじょうを蒲焼にして売ったのが始まりなのです。一本100円で、味はうなぎの蒲焼を淡白にした感じでした☆



はあー足疲れた。お腹も空いた。もう暗くなってきたなー。


ということで、香林坊にある名鉄エムザ地下街で夕飯。近江町市場で食事もいいかと思ったけれど、人が多くてパスしました。炭水化物が胃にしみます~('-'*)

香林坊から金沢駅へは兼六園シャトルバスの金沢駅行きに乗り一駅。バス停はエムザ前にあり、バスはすぐに来ました。運賃は100円。今日、金沢に着いてからの交通費は一日で300円でした。便利でお得な街です。歩いて行ける場所も多いからかもしれません。

今回はJR東日本の「北陸フリーパス」を利用したので、JRを使う限り電車代は他にかかりません。なので今日はお隣の富山県は高岡に行って泊まります。ホテルは駅から近いのですが駅周辺にあまりお店はありません(駅に着いて、「ご飯食べてきてよかったー」と思いました)

出発の3日前に取ったのでリーズナブルな宿がここしかなくて予約したのですが、調べてみると高岡にもキリシタンに関する場所があることがわかりました。明日は能登半島の七尾まで行くのでレンタカーを借りるのですが、レンタカーだからこそ行ける場所もあることがわかり◎

全てのことに感謝して、いえ、途中わからなくて不満を持ったことを悔い改めた上で感謝して、今日もおやすみなさいです☆
台風が近づいているけど、天気がもつといいなぁ・・・( ̄人 ̄)オ・ネ・ガ・イ♪


インフォメーション
金沢市観光協会公式サイト「金沢旅物語」
金沢城と兼六園の公式サイト
石川県観光情報HP「ほっと石川旅ネット」
尾山神社公式サイト
北陸鉄道公式サイト


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