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キリシタンのあしあとを求めて各地を旅してめぐります♪

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マカオ~東西の遠い絆 ②

  <本日の主な訪問地>

 まずはルイス・フロイス通りから               

ルイス・フロイス通り


おはようございます ヾ(^∇^)♪
遠足の朝のように早起きして、早速街に出かけます。まずは昨日暗くて見えなかったルイス・フロイス通り。

キリシタン時代の研究者松田毅一氏がマカオを訪れた際、ここを見つけて大喜びしたことが書いてあったので訪れてみたかったのです。

探してみたらこの道は、今回のホテルのすぐ横の通りだということがわかりました。ご縁ですねぇ☆

フロイスはザビエル以降の日本のキリスト教史をつぶさに記録した宣教師。26聖人やキリシタンのことがこれくらいわかっているのはこの人のおかげなのです。

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フロイス通り
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小さな標識
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朝のフロイス通り

                                           

 朝のセナド広場

セナド広場


マカオ随一の観光地セナド広場。昼間と夜は混雑すると聞いていたので、朝のうちに来てみました◎

波打つような石のモザイクがとてもキレイなこの広場は世界遺産。周りの建物も洋風なので、一瞬ここがどこかわからなくなりそうに。

1999年までポルトガルが統治してたんですもんね。ポルトガル風なはずです(行ったことないけど^^)

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モザイクの石畳
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民政総署
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広場に面した建物
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仁慈堂大楼

                                                       

 カテドラルにて

カテドラル広場


セナド広場から少し路地に入ると、今度は濃厚なチャイナワールドが! いろんな表情を見せてくれる街です^^

5分ほど歩いてカテドラルに到着。カテドラル前の広場も世界遺産の一つに数えられていますが、高齢者のための運動スペースとして使われています。

住んでいる人にとっては、世界遺産だろうとなかろうと関係ないのかもしれませんね。生活感があっていいです♪

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カテドラル前の広場
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わんこも憩う
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広場の十字架
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石畳のモザイク

大堂(カテドラル)


広場に面して建つ大堂。創建は1622年です。「カテドラル」とは主教座のおかれた教会のこと。簡単にいうと、その管区の中心です。

ここには日本を含むアジア全域の主教座がおかれていたこともあったので、日本のキリシタンたちもここを訪れたに違いありません。

中に入って行くと、ちょうど朝の礼拝中でした。70人くらいの信徒さんたちがミサにあずかっていましたが、若い人は少ないようでした。賛美歌が中国語(当然ですが^^)なのが、ちょっと新鮮でうれしいです♪

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大堂
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説明板
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周りの建物も教会関係
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広場のアズレージョ

 聖ポール天主堂跡へ!

味噌通り


カテドラルから坂道を上りながら、聖ポール天主堂方面へ。まだ聖ポール天主堂の博物館はオープンしていないけれど、ファサード(彫刻の施された教会の正面部分)だけでも見たいので☆

大堂からの道をひょいと路地に曲がると「味噌通り」が!

マカオに来た日本人がここで味噌を作っていたので、この名がついたのだとか。彼らの中にキリシタンもいたかもしれません^^

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キリスト教系書店
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チャイナ色濃厚
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味噌通り
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とても細い路地です

聖ポール天主堂が!


味噌通りから大三巴牌街(大三巴牌とは聖ポールのこと)という道に出て北上していくと、坂の上に聖ポール天主堂が!

思わず駆け出しそうになるのを抑えながら、早足で近づいて行きます♪

ああ、憧れの聖ポール!ここにキリシタンのみんな(知り合いじゃないけど^^)がいたんですねえ。

裏手にあるという博物館と地下納骨堂ってどうなってるんだろう? 早く見たいっ!!

聖ポール天主堂跡



世界遺産に指定されているイエズス会記念広場を抜けて、ついに到着!
聖ポール天主堂跡です!!
ほんとに正面ファサードしか残されていないんですね@@
倒れてくるんじゃないかと思うほどです。

マリア様


中央のマリア様を囲む花が、キリシタンが彫ったといわれている彫刻です。日本人の目から見ると、あまり日本風には見えないけど、ファサードの彫刻に日本人が携わったというのは通説となっています。

ちなみに天主堂の設計と建築の指揮を執ったとされるのは、カルロ・スピノラ神父。後に長崎で殉教しました。その意味でも、ここは日本と縁の深いところということができます。

火災で焼け落ちたにも関わらず、このファサードだけが残っているのも、日本の人たちのために神様が残してくれたのかも。そんな気がしました。

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イエズス会記念広場
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広場の像
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世界遺産
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イエズス会の紋章
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イエズス会創始者
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ザビエルの像
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悪魔を踏みつけている


 突然の豪雨 ヽ(TдT)ノ…

雨に降られて。。


ファサードの所に金網のドアが設置されていて、9時になると門が開いて、中にある博物館に行けるみたいですが、まだ8時。

修道院とコレジオ(神学校)の遺跡を先に見ようと右手に歩いて行くと、ぽつりぽつりと雨粒が。
「雨かあ。傘出した方がいいかな?」

夫のカバンから折りたたみ傘を取り出そうとしていると、あっという間にどしゃぶりに@@ 
足元に叩きつける勢いがハンパないです;;

マテオ・リッチ像


マテオ・リッチの像の隣に立って、雨が止むのを待とうかとも思いましたが、雨足は更に強くなるばかり。傘も用をなさないほどです。

可哀想なのは我が夫。育ちがいいせいか、濡れたり汚れたりするのが大の苦手なのです。小さな傘の下でカメラを守り、身を堅くしています ( ̄m ̄〃)ぷぷっ

しばらく止みそうにないので、雨宿りできる所に移動することに。天主堂の反対側だけど、ナーチャ廟なら屋根くらいありそうです。世界遺産ですし。

ナーチャ廟


世界遺産に指定されている割には…という言い方は失礼かもしれませんが、ナーチャ廟、ちっさ!!

隣の城壁も世界遺産なので、歴史と文化を伝えるものなら、大きさとかは関係ないんでしょうね、うん。

今でも祈祷に来る人が大勢いるとのことなので、人気(ひとけ)の少ない朝のこの時間に来たのはラッキーなのかも☆

ナーチャ廟の中へ


ナーチャ廟に入って行くと、頭上にたくさんのお線香がぶら下がっていました@@ 蚊取り線香がピラミッドになったような形で、下から火をつけるようです。

面白いなあと眺めていると、ぼとっと音がして目に灰が落ちてきました!

「あぢいぃぃー!!!」

慌てて振り払ったものの、熱さはまだ目頭に残っています。幸い目には入らず、やけどはしなかったのですが。。。この安全性、いかがなもんでしょう…?

しかしこんな目に遭う羽目になったのは、私の心がけの悪さゆえとしか思えず、反省。雨で困る夫を見て面白がっててはいけませんわな (゜人゜)ゴメンネ

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ナーチャ廟
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説明板
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ナーチャ廟から
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旧城壁

 モンテの砦と大砲台

マテオ・リッチ再び


しばらくすると雨が止んだので、大砲台のあるモンテの砦に向います。

さっきは雨で写真もろくに撮れなかったマテオ・リッチ像も正面からパチリ。心なしか笑って見えます^^

マテオ・リッチはザビエルの悲願、中国布教を成し遂げた人。ヴァリニャーノに呼ばれてマカオに来て、ここから北京に向かい皇帝と会いました。

リッチの時代までは、中国では迫害が起こらなかったのですが、その後の殉教の歴史は目を覆いたくなるほど。リッチは海外宣教の数少ない成功例といえるでしょう。

モンテの砦


世界遺産にも登録されたモンテの砦は、1617~26年にイエズス会修道士によって造られた要塞。

1622年にオランダ艦隊がマカオに攻め込もうとしてきた時には、ここから大砲を撃って撃退したのだとか。

守るためのものだといっても、強力な大砲を備えていては、占領が目的と思われても仕方がないような。

宣教師たちと中国側との間にくすぶり続けた不信感は、こういうものから呼び起こされたものではないでしょうか。この点は日本と同じですね。

的はグランド・リスボアか!?


大砲台は海に向けて据えられていましたが、埋め立てが進み、現在ではグランド・リスボアを的にしているとしか思えない光景に w( ̄▽ ̄;)w!!

ここからの眺めはなかなかのものです。天気がいいときは市内から中国大陸までを一望できます。

さて、そろそろ9時になるから聖ポール天主堂に向おうかな◎

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市内を一望
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説明板
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入口
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大砲

 地下納骨堂へ

天主教芸術博物館と地下納骨堂


先ほどまでの雨は噓のように消え、青空が広がる下、オープンと同時に一番乗りで入場した天然夫婦(私たち)。

左手に見えるのが芸術博物館で、右手が地下納骨堂です。手前に並んだガラス窓からは、天主堂の遺構を見ることができます。

マカオに来たいと思った一番の理由、キリシタンの遺骨はあの地下納骨堂にあるはず。はやる気持ちを抑えつつ、まずは右手に進みます。

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裏から見た様子
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説明板
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遺構
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地下納骨堂入口

ヴァリニャーノの墓


納骨堂の重たい扉を引くと、ひんやりとした空気とグレゴリオ聖歌が流れてきました。

「ここは聖なる場所である」

そんな声が聞こえてきたような気がして、一瞬足を止めてしまいました。自分の心を顧みて、祈る気持ちで中に入ります。

ああ、すごい。ヴァリニャーノのものとされるお墓が、手を伸ばせば触れられそうなほど間近にあります。

キリシタンの遺骨


キリシタンの遺骨は左右の棚に納められていました。火災で混乱したところから探し出されたものなので、これが誰のでこれは誰のだと、一つ一つの骨が誰のものであるかはわかりません。

日本で殉教したキリシタンの骨もあれば、追放先であるマカオで死去した者の骨もあり、ヴェトナムで殉教した人の骨もあります。

しかしなんという迫力なんでしょう。狭い空間が霊的な力で充満して、天へと噴き出そうとしているような。

天井まで達する遺骨の納められた棚


少し祈ろうと思って目を閉じたら、自分が意識するより先に両目から涙があふれ出ました。

「この人たちが骨になりながらも伝えようとしたものを、今自分は受けている」

そう思ったら体全体が熱い涙の塊になったかのように、私の全身全霊が泣き震えました。

ここがどこで今がいつの時代なのかも忘れて、ただ神様の歴史とその中に流れる深い愛だけが心を占め、突き抜ける感動のまま手を合わせていました。

救いに対するこの人たち祈り、そのバトンを受け取って私も走れるでしょうか。そう思いながら出口扉を押したとき、優しい瞳が見送ってくれているのを感じました。

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殉教者の遺骨
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殉教者の名前
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殉教者の名前
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殉教者の名前

 天主教芸術博物館

天主教芸術博物館


隣にある天主教芸術博物館には、16~20世紀に制作された天主教(カトリック)の芸術作品が展示されています。

聖ポール天主堂はもともとイエズス会が創建したものですが、時の法王によってイエズス会が解散させられてからは、フランシスコ会が管理するようになりました。

そのためアッシジのフランチェスコやフランシスコ会士の働きを伝えるものが多く残され展示されています。

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髑髏を手にした像
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聖遺物器
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館内の様子
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フランチェスコの幻視

日本26聖人殉教図


それほど広くない館内でひと際目を引いたのが、この絵画。長崎で殉教した26聖人を描いた日本26聖人殉教図です。

残念ながら本物ではなく複製ですが、是非見たかったものの一つ。有名なこの絵はマカオで制作されたものなのです。

しかし26聖人を描いたはずのこの絵、数えてみると描かれているのは23人です。これは26聖人のうちイエズス会士を除いた数。同じ神に仕える修道会なのに、互いの間には確執があったことがわかります。

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26聖人殉教図
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説明板
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お祭の時の聖母の輿
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博物館の説明

背後から見たファサード


博物館を出て地上に上がると、観光客が押し寄せてくるところでした。朝一番に来て正解でした☆

背後から見たファサードは、とても不安定な印象。この不自然な焼け残り方は、やっぱり残してもらったのだと…ねね、思いませんか!?

ヴァリニャーノのお墓の近くに原マルチノのお墓があるはずなのですが、よくわかりませんでした。右手の壁面には天主堂の変遷が解説されています。

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コレジオの説明
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天主堂の変遷
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変遷
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遺構

ファサードに上って


ファサードの裏側は上れるようになっていたので、怖いけど上ってみることに。高い所は苦手なので、見晴らしのためだけだったら上らないけど、見ておくべきものがあるかもしれないしっ (≧ヘ≦)

上から見てみてわかったのは、天主堂がかなり大きなものだったということ。その上横にコレジオや司祭館があったのだから、ここがアジアのキリスト教の一大拠点だったんですね。

日本、そして中国に向う宣教師たちが、その言語や習俗を学び、強い祈りで天に向かっていた所。ここから発せられた祈りが海を越えて私たちに届いたのだと思うと、感無量です。

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天主堂跡地
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コレジオなどがあった辺り
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発掘された遺構
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司祭館などがあった

 キリシタンの気持ち

キリシタンが暮らした茨林園


聖ポール天主堂にいつまでもいたいくらいですが、そうもいきません。ファサードの前が観光客でごった返すようになったこともあり、裏手に歩みを進めました。

天主堂の裏手に位置する茨林園は、国外追放となった日本人キリシタンたちが暮らしたといわれる所。

できるだけ天主堂の近くに住みたかったその気持ち、すごーくわかります^^

現在は少し…というか、相当現地色が濃い地帯となっています。ガイドブックでは野犬に注意と書かれていました@@;

日本人が掘ったといわれる井戸


茨林園の地域の中にある、日本人が掘ったという井戸。見てみたいのはやまやまですが、野犬に襲われる危険と引き換えにはできかねます。

ちょっとだけ入って写真だけ撮って帰って来ようと思っていたら、、、見つけました!(たぶん)その井戸です!!

看板があるので説明板かと思いきや、この井戸の水は飲むなという注意書きでした^^; 
でもまあこの辺りに日本人が暮らしていたということは確かのようで、来られてよかったです♪

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濃厚に漂う
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生活臭
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しかしなぜか
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懐かしい^^

 小道を抜けて聖アントニオ教会へ

ここって通り道…?


茨林園から次なる目的地の聖アントニオ教会までは、地図を見ると歩いて7分ほど。しかし道の表記が点線になっている箇所があって、なんとも不思議な感じ。

「どうなってるんだろう?」
と向ってみたら、こうなってました(←)。

どうやら「私有地だけど近道だから通り抜けてもいいよ、人ならね」ってことを表していたみたいです。

階段を下りてアパートの中庭を通り、建物の中の階段をさらに下へ。曖昧さの許されるマカオ・ルールを体感いたしました◎

聖アントニオ教会



階段を抜けると目の前に教会が!
聖アントニオ教会です。
世界遺産にも登録されたこの教会は、マカオで最も古い教会の一つです。

教会内部


壮麗な教会内部。控えめな装飾が好ましいです。

はあー。少し歩いたら教会があるという、この素晴らしさ。お祈りもできるし、足も休められます (o⌒∇⌒o)

ここはイエズス会が初期の本部を設置した場所。日本で活躍したアルメイダが司祭に叙階されたのは、ここか聖ポールだったはず。

修復されたとはいえ、当時の場所に今も教会があることがうれしいです♪

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聖アントニオ教会
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説明板
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1638と刻まれている
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脇にも小さな礼拝堂が

 納得いかない世界遺産!?

カモンエス広場


聖アントニオ教会から道を渡った所にあるのがカモンエス広場。

カモンエス公園の入口前にある広場で、ベンチがあり公衆トイレがあり、バス乗場にもなっていて、売店も一軒営業中。とても狭い広場です。

しかしここ、なんと世界遺産! 
完全に生活の場となってます。文句が言いたいわけではありませんが、なんか納得いかないような…? まあいいんですけど^^

カモンエス公園


ついでにカモンエス公園にも入ってみました。地図を見たら結構広そう。足が疲れそうなので入口付近だけ、ベンチに座って見学。

「市民の憩いの場」という表現がぴったりな公園で、観光客の姿はありません。地元の人が運動器具を使って筋トレしてたり、子供を遊ばせてたり。

ちなみにカモンエスとはポルトガルの国民的詩人の名前。公園の中にはカモンエスの胸像があるみたいです。

カーサ庭園と東方基金会


カモンエス公園の右隣にあるのが、カーサ庭園と東方基金会。こちらも世界遺産です。

列強の植民地支配に大きく関わった東インド会社の事務所があった場所です。

中には入ることができなかったのですが、門から覗いて写真だけ撮ってみました。

コロニアル風というんでしょうか。カラフルでこぎれいな感じです。

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東方基金会入口
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説明板
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カーサ庭園と建物

 プロテスタントの教会も☆

モリソン教会入口


東方基金会の右隣には、プロテスタントの教会モリソン教会があります。この教会の墓地もまた世界遺産に登録されているのです。

プロテスタントらしい質素な入口。カトリックとはまた違った趣があります。

なんで墓地だけが世界遺産なのか謎ですが、早速入ってみましょう♪

モリソン教会


緑に囲まれたモリソン教会。瞑想的な雰囲気です。

教会の脇にはバスケットゴール。信徒さんたちが遊ぶのでしょうか。そういうものがあるのって、現役の教会らしくていいですね。

やはり教会は史跡や建築物である前に、「教会」であるべきですから^^ 

モリソン教会内部



中に入ると、白壁に天然の木材がアクセントとなった心地いい空間が迎えてくれます。
静けさの中に温かみのこもる祈りの場。
自然と心がほどけていくような♪

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説明板
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教会内部
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天井
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ヨハネ1章1節が

プロテスタント墓地


教会の脇の道を下りて行った所にあるのが、世界遺産に登録されたプロテスタント墓地。

マカオを描いた画家ジョージ・チネリーなど著名人のお墓とともに、宣教師ロバート・モリソンもまたここに眠っています。

モリソンは、中国に初めてやって来たプロテスタント宣教師。モリソンが編纂した辞書は、日本の文明開化にも大きく貢献しました。

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プロテスタント墓地
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ジョージ・チネリーの墓
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モリソン家族の墓
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ロバート・モリソンの墓

今日はお腹が空くのがちょっと早い?

私「お腹空いた。お昼にしよー」
夫「まだ10時台ですけど」
私「食べる頃には11時になってるかも」
夫「それでもまだ11時ですけど・・・」

暑さのせいか今日はお腹が空くのがちょっと早いみたい。
地元の食堂を覗いてみたら、中に入っても暑そうな感じ;;
ちょうどマックがあったので、ありきたりではありますが入店。

す、涼しいーーー♪

今日の最高気温は34℃。湿度は80~90%って
空気絞ったら水取れるってこと (; ̄ー ̄)...?

 
セットメニュー2人分で36パタカ(約360円)なので
 物価は日本の半分くらいでしょうか。
 超安いとはいえないけれど、そこそこ安くてうれしいなっ ( ̄▽ ̄)V ぃぇぃ
 
 店を出ると奥はゲームセンター。吹き抜けから見下ろすと、そこにはスケートリンクがありました。
 「すごー、スケートしてる!おもしろーい」
 いつになくハイになってシャッターを切る夫(暑さのせい?)。
 マカオの若者文化を垣間見ることができました☆

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アイススケート場で興じる
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若者たち
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キティちゃんも人気らしい

 東西混淆の街 マカオ

鏡湖医院


30分も冷風を浴びたら寒気がするようになってきたので外に出たら、強烈な日差しと熱に加え、車の排気ガスにやられて1分もしないうちに冷やした体は完全に解凍されて、ぐったり。

全身の毛穴から汗が吹き出します;;
重い体を引きずるように下町風の小道を行くと、マカオ時代の孫文が勤めていた病院を発見。

かなりリニューアルされていますが、マカオ随一の大病院として発展中のようです。

ここはどこ!?


鏡湖医院前のロータリーを過ぎると、下町風の狭い道がしゃれた石畳の道路になります。街並みも一気に洋風に@@

もう、「ここはどこ!?」状態。
映画のセットに紛れ込んだような気さえしてきます。ほんとに面白いです、マカオ。

そんな道を歩いていると欧米人の個人観光客によく出会います。日本人のカップルも何組か見ました。道が細いから団体さんは来ないけど、個人の旅行者にはもってこいのステキなロケーションなんでしょうね◎

聖ミカエル教会


交通の便があまりよくないこの辺りまでてくてく歩いてやってきたのは、この教会があるから。聖ミカエル教会です☆

ここは世界遺産ではなけれど、きれいな墓地が有名で訪れる人が多い教会です。

ロマンチックな感じのキレイな教会。おとぎ話に出てきそうな。背後に聳えるビルさえなければ、ヨーロッパの田舎町にある小さな教会と錯覚しそう。

教会の中


中に入ると教会めぐりをしているとおぼしき欧米人の家族連れ。いいですねえ♪

幼い子を連れた家族がこういう所を訪れているのを見ると、キリスト教的環境で生まれ育つ豊かさを感じます。

世界遺産でないせいか、教会内は冷房がついてなくてちょっと蒸し暑いですが、これくらい我慢我慢^^
 

聖ミカエル教会の墓地



教会を取り囲むように広がる聖ミカエル墓地。
なんとも明るく楽しげな墓地です。
日本の墓地にはこういう雰囲気、まずないですよね^^;
死生観の違いでしょう。死んでから行く世界を受け入れているからこその明るさかと。

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教会内部
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祭壇のミカエル像
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教会入口
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教会

 聖ラザロ教会へ

ヨーロッパ風の建物に漢字が


ピンクの花が咲き乱れる聖ミカエル教会を後にして、聖ラザロ教会へ向います。

この辺りはヨーロッパ風の建物が建ち並んでいて、一見すると南欧風。しかし、よく見ると建物に書かれた文字が漢字です@@

この東西の混淆。街並み全体がそうなっている所は、世界的にも珍しいんじゃないでしょうか。逆にいうと、それがマカオの魅力というか。不思議な街に迷い込んだ感があります☆

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シスターも行き交う
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南欧風の建物
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石畳の道
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クリーム色の建物

聖ラザロ教会



棕櫚の木が植えられた聖ラザロ教会。
マカオの主教座堂になったこともあるこの教会は、マカオで最も古い教会の一つ。
石造りの重厚な外観が、その歴史を物語っているようです。

教会内部


堂内は広くてとても静か。高い所に設けられた丸いステンドグラスの窓から、控えめな光が投げかけられています。

この聖ラザロ教会の近辺は、中国人のクリスチャンが最初に住み着いた地域だとか。祈りの伝統が守られてきた静謐な空間です。

私としてはここが世界遺産に入ってないことが不思議です。あのカモンエス広場が世界遺産なのに。。。謎なのです (゜~゜)

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聖ラザロ教会
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ステンドグラスの窓
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天井からランタンが
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隣には学校

 エレベーターでモンテの砦へ

階段も多い


マカオの街は思ったより坂道が多く、階段も頻繁に現れます。

それが街の風景をより絵になるものに変えているのは確かですが、上ったり下りたりする身としては、できるだけ避けたいわけで・・・。

そんなあなたに(私にか?)朗報が!
聖ラザロ地区とモンテの砦をつなぐエレベーターがあるらしい!
早速向ってみます♪

エレベーター


ラザロ地区の外れにあるビル。その中にエレベーターはあるようです。エレベーターだけ設置してあるのかと思いきや、こういう形になっているんですね。

建物の中は冷房がきいてて快適空間。できればこの中でじっとしていたいくらいですが、ソファーは地元民で占領されていて、休めるスペースがありません。

さすが皆さん、いい場所知ってますねぇ^^

マカオ博物館


エレベーターで上がった所にあったのが、マカオ博物館。漢字では澳門博物館と書きます。

この博物館、明日時間があまったら行こうかと思ってましたが、体が冷気を求めているので入っちゃうことに♪

時間的にも結構余裕あることですし、早め早めに休憩を入れた方が、体も足も疲労が溜まりにくいのですもんね (^o^)ゞ

ジョージ・チネリー展


無料の所が多いマカオでは、入場料15パタカは高く聞こえますが、日本円で150円。
良心的といってもいいでしょう◎

館内では、通常展示に加えて特別展としてジョージ・チネリー展が催されていました。

この絵描きさんのことはマカオに来るまでほとんど知らなかったけれど、さっきお墓を見てきたから、少し親近感が湧いたりして。

船の展示


もともと冷房を求めて入ったので、展示物を見ることに対してモチベーションが低かったのですが、入って見てみると見るべき物がたくさんあることを知りました。

精巧に造られた船の展示もその一つ。
こういう船に宣教師さんたちは乗ってきたんですね。

ヴァリニャーノが東方にやってきた時は、4隻の船で出発して2隻しか目的地に着かなかったのに、それでも当時としては運が良かった方だと記されています。

万里の波濤を乗り越えてきた宣教師たちの苦難が偲ばれます。

活版印刷機


こちらは史料を基に復元された活版印刷機。

天正遣欧使節として知られる4人の少年は、ローマに行って法王に会って来ただけでなく、ヨーロッパで発明されたばかりの活版印刷機を持ち帰りました。

長崎県の加津佐で聖人の物語などを翻訳印刷して、多くの信徒の助けとなりましたが、キリシタン禁令で日本での活動が危ぶまれたので、活版印刷機は信徒とともにマカオに運ばれました。

活版印刷機と原マルチノ


ヨーロッパから帰った4少年は、その後波乱の人生を送ります。送り出された時とは一変、日本は禁教の嵐が吹き荒れていたのです。

ほどなくして千々石ミゲルが棄教。伊藤マンショは病死し、中浦ジュリアンは長崎で穴吊りになって壮絶な殉教を遂げるまで、信徒を励まし続けました。

その中で唯一、原マルチノはマカオに避難して生涯を終えました。その生き方を臆病という人もいますが、私は彼がここで書物を作ることで信徒を支えようとしたのではないかと思います。

マカオで印刷された本が、今も各地で発見されているのは、殉教ではない道を選んだ者の涙と祈りを、天が受け止めて下さったからではないでしょうか。

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十字架上のイエス像
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復元された鐘
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貿易に関する物
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貝で作った十字架

 観光地のど真ん中にあるというのも・・・

聖ドミニコ教会の前広場

聖ドミニコ教会前広場


涼しいマカオ博物館を後にして、聖ポール天主堂を横目に坂を下って行くと、聖ドミニコ教会の前に出ました。

教会とその前の広場が世界遺産ですが、人が多くてなかなか写真が撮れません;;

周りは日本でも有名な人気ショップばかりで、大きな買い物バッグを下げた観光客が行き交っています。青山とか渋谷って感じでしょうか?

聖ドミニコ教会

聖ドミニコ教会

クリームイエローの聖ドミニコ教会。マカオで一番キレイな教会といわています。
早速中に入ってみましょう♪
しかし出入する人が多くて、入るのに時間かかります^^;

聖ドミニコ教会内部

教会の中


細長い堂内には、やはりクリームイエローの光が差し込んでいて雲上の世界を思わせる柔和さ。

しかし、この雑音と話し声は・・・到底教会とは思えない雑然とした雰囲気で (;´Д`)× 

観光地のど真ん中にあると、どうしてもこういう感じになっちゃうんですよね。こういうとこ、他にもあります;;

教会は信仰美を備えててこそ、と思うのは、私だけでしょうか。。。

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聖ドミニコ教会の説明
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聖ドミニコ教会正面
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マリアを表すマーク
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イエス様

マテオ・リッチ展

マテオ・リッチ展


早々に教会を出て広場を行くと、マテオ・リッチ展の宣伝用の書割を発見☆

マテオ・リッチという人は、日本ではあまり知られていないけれど、中国に初めてキリスト教を伝えた人なので、たぶん中国では知らない人がいないくらいかも?

ちょうど日本人がザビエルを思うのと同じで、どこか親近感が湧くのかもしれません。ノリのいい人は書割に入ってリッチさんと写真撮ってます^^

 お口直し的な感じで大堂へ

カテドラル

再び大堂へ


思うように道も進めないような場所にずっといるのも何だったので、朝一番に訪れた大堂(カテドラル)に再び行きました。

あそこならひと息つけそうだし、朝行った時にはミサ中で写真が撮れなかったので^^

予想通り、大堂の中にはお祈りしに来ている人しかおらず、とても静か。一本道が違うだけでこんなに差があるとは@@

祭壇

祭壇のステンドグラス

ミサの時には近づけなかった祭壇も、細かく見ることができました。
祭壇の中央には十字架上のイエス像。
ステンドグラスの明かりで逆光になっているのが、劇的な印象を与えています。

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教会内部
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祭壇
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ステンドグラス
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ステンドグラス

 世界遺産の街

アズレージョ

アズレージョ


大堂で心を落ち着かせたら、もうちょっと歩こうという力も出てきたので、近くにある世界遺産に足を伸ばすことにしました。

歩いていると目に入ってくるのが、青い顔料で描かれた装飾タイル アズレージョです。

普通の壁や水飲み場だったら目を引かないのに、これがあると街全体がおしゃれに見えるというか、素敵に感じるというか。いいですねー☆

盧家屋敷入口

盧家屋敷


そしてやって来たのが盧家屋敷。こちらが世界遺産でございます。

大堂からも聖ドミニコ教会からも歩いて3分ほど。ほんと、世界遺産の街です (*゜.゜)

素っ気ない外観とは対照的に、内部には精巧な透かし彫りと色ガラスで飾られた瀟洒な空間が広がっています。

レトロモダンっていうんでしょうか。「素敵」ばっかり連発して、語彙不足なのがお恥ずかしいですが、素敵です。。。

盧家屋敷の内部

お金模様@@


19~20世紀に莫大な富を蓄えた盧九という人の邸宅だったという盧家屋敷。

「何か素敵~♪」

と思って見てましたが、左写真の模様、お金がモチーフだそうで…@@

それを知って、なんだか一気に冷めました。お金儲かるようにお金模様にしたって、どうなんでしょう?
建物とかのセンスはいいけど、その思想は・・・です。

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中庭
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2階を仰ぐ
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玄関
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色ガラス

マカオ郵便局

郵便局


一つ一つの場所が近いので、予定より早く回ることができたので、時間が余ったら行きたいなーと思っていた所に寄り道♪

この歴史ある建物、郵便局なのです^^
マカオは独自の通貨をだけでなく、切手も発行していているので、是非手に入れてみたいなと☆

展示された記念切手の番号を用紙に書いて渡すだけなので、手続きはカンタン。英語の窓口もあります◎

宣教師が描かれた切手を、自分のお土産(?)に買いました ☆d(o⌒∇⌒o)b☆

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教会の切手
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イエズス会の切手
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宣教師!
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梱包してくれる◎

マカオパス♪

マカオ通!?


続いて買い物に向ったのは、「澳門通客戸服務中心」と看板に書かれたお店。ここで売っている「澳門通(訳すとマカオ通)」というカードを買いたいのです。

英語でMACAU PASSと表記されたこのカード、バスの乗車に使える他、コンビニや一部の自動販売機でも使用可能。つまりSuicaやPasmoみたいなものです。

英語は通じなかったけれど、無事買えて一安心。明日はバスに乗るので是非ともゲットしておきたかったのです^^

自動販売機があったので、早速使ってみました♪
ジュースと豆乳がちゃんと出てきて、なんか大人になった気分。これで私もマカオ通!?

 ちょっと歩いて教会めぐり☆

聖ローレンス教会

聖ローレンス教会


豆乳を飲んで元気になったので、マカオにしては珍しく長距離を歩きます。といっても15分ほどですが^^;

やって来たのは聖ローレンス教会。これでマカオで最も古い3つの教会(ここと聖アントニオ教会と聖ラザロ教会)を全部制覇できました◎

入口の上には、この教会の歴史が今年で450年になるのだと書かれています。ちょうど節目の年なんですね。450年って、すごい歴史です。

いいなぁ。日本だと450年前に教会があった場所は、全部「跡」になってしまって、そこに教会があったことさえ説明板に書かれてなかったりするし・・・。

教会内部

聖ローレンス教会内部

一歩中に入ると、パステルカラーで彩られた堂内に、高窓から降り注ぐ陽光。
心なしか空気まで柔らかくなったような気が^^
雑踏を歩くうちに硬くなっていた神経が、ほぐれていきます。
 
ああ、やっと教会らしい教会に来ることができました(^人^)♪
後方の席に腰掛けて目をつぶると、すっとお祈りに入れました。
本当に感謝です。長い祈りが刻まれたこの地で、私も祈れるなんて。

マカオで一番キレイだといわれる聖ドミニコ教会より、私はここがもっと美しいと思います☆ 

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450周年
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中央祭壇
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窓と梁
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ステンドグラス

聖ローレンス教会の庭

聖ローレンス教会の庭


中心地から少し外れるだけで、こんなに心地いい場所があるのかという驚きと感動は、庭でも感じることができます。

南国の花々とマリア像、聖書の場面をガラスに描いた絵・・・。キレイな物を集めただけじゃない、調和の取れた麗しさがあります。

女性の優しさと母なるものの柔和さが溶け合って、「あなたを愛してる」というメッセージとして届くような、そんな印象を受けました。

もしかして、天国ってこんな感じなのかな。。。?

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マリア像
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ガラスの絵
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説明板

 ザビエルの骨に会いに

聖ヨセフ教会

聖ヨセフ教会


聖ローレンス教会の裏手の道を3分ほど行くと壁の向こうに見えてくる荘厳で瀟洒な建物。聖ヨセフ教会です。

ここにはマカオ訪問の動機となったものが置かれています。それはフランシスコ・ザビエルの上腕部の遺骨。

一歩進むごとに大きくなる教会を見上げながら、胸の高鳴りを感じます。愛しい人にやっと会えるような^^

聖ヨセフ教会内部

聖ヨセフ教会の内部


強烈な光の照りつける屋外から中に入ると、ふっと視界が暗くなり、目が慣れるにしたがって堂内の様子が浮かんできます。

祭壇の中央にはキリスト。すっきりとした弧を描くドーム型の天井の中心にはイエズス会の紋章。

2列に並ぶ天窓からの外光は、音もなく堂内に降り注いでいます。

ザビエルの遺骨

ザビエルの上腕部の遺骨

ザビエルの上腕部の遺骨は、祭壇に向って右側にあります。
聖遺物といっても骨なのに、見ているとなぜか親しみが湧いてきます。
話しかけたら答えてくれそうな気さえしたりして。。。

ドーム天井

イエズス会の紋章とドーム天井


日本にキリスト教を伝える中で、中国宣教の必要性を感じたザビエルは、中国への入国を試みるも裏切られ、上川島で病死しました。

イエズス会士たちは遺骨を日本に持ち帰ろうとしましたが、キリスト教禁令のため成し遂げられず、聖ポール天主堂で200年もの間保管されていました。

天主堂が焼失した後、コロアネ島の聖フランシスコ・ザビエル教会を経て、現在は聖ヨセフ教会に安置されているのです。

上川島で死ぬ間際まで、日本に優秀な宣教師を続けて送ってほしいとイエズス会の上長に訴えていたザビエル――。
胸がつまります。

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聖ヨセフ教会
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中央祭壇
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ザビエルの遺骨
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説明板

 世界遺産の密集地!

世界遺産の聖オーガスチン広場

聖オーガスチン広場


聖ローレンス教会や聖ヨセフ教会のある、比較的静かな地域から、再び観光客でいっぱいの地域へ。まだ見ていないものがたくさんあるので^^

聖オーガスチン教会の前にある聖オーガスチン広場は、それ自体が世界遺産であるばかりか、広場を取り囲む4つの建物もまた世界遺産。

ここからセナド広場の辺りまでは、正に世界遺産の密集地です (・0・。)!

世界遺産のドン・ペドロ5世劇場

ドン・ペドロ5世劇場


広場周辺の世界遺産の一ヶ所目は、教会の真向かいにあるドン・ペドロ5世劇場。

中に入ることはできませんが、モスグリーンの壁とフリルのような白い装飾だけ見ても、豪華で華麗な様子が想像できます。

ギリシャの会堂のようなかっちりとした建築様式なのに、南欧風の軽やかな雰囲気がGoodです♪

世界遺産の聖ヨセフ修道院

聖ヨセフ修道院


2ヶ所目は、広場の一番奥にあるのが聖ヨセフ修道院。こちらも入ることはできません。修道院ですもんね。修道生活の邪魔をしてはいけませぬ^^

しかしこちらも「修道院」という名前の割には、見た目はとても柔らかな感じ。洋風のデザインに、漢字で縦書きに名前が記されてるのも不思議な印象です◎

世界遺産のロバート・ホー・トン図書館

ロバート・ホー・トン図書館


修道院入口のすぐ右手にあるのが、ロバート・ホー・トン図書館。こちらが世界遺産三ヶ所目(順番に意味はありません^^;)

ここは入ることができますが、なんというか…普通の図書館って感じです。中庭には来館者用のテーブルセットがあるので、ちょっと休憩もできます☆

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聖オーガスチン広場
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図書館の説明板
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修道院の説明板
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修道院と教会の地図

世界遺産の聖オーガスチン教会

聖オーガスチン教会


そしてこちらが広場周辺の世界遺産のハイライト、聖オーガスチン教会です。

1591年にアウグスチノ修道会(スペイン系)によって創建され、後にイエズス会(ポルトガル系)に継承された教会です。

16世紀後半からマカオにはイエズス会、フランシスコ会、アウグスチノ会、ドミニコ会の修道士が来て教会を建て、それぞれのアジア宣教の拠点としました。

日本と中国の迫害が予想以上にひどかったため、東アジアから撤退することとなった修道会の教会は、他の修道会に引き継がれ存続することになったのです。

聖オーガスチン教会内部

聖オーガスチン教会内部

広すぎて冷房がきかない堂内は、汗が噴き出すような蒸し暑さ。
教会に訪れる観光客も、熱気に耐えかねて早々と退出。そのおかげで堂内は静かに保たれています。
中でじっとお祈りしている人の姿が見えました。
お祈りするにはいい環境のようです◎

聖オーガスチン教会の祭壇

中央の祭壇


しかしこの教会、落ち着いてよく見るとおかしな所が見受けられます。

中央祭壇のキリスト像があるべき場所に、丘の上に建つ十字架が2本あるだけで…あのぅ、イエス様はどちらに行かれてるんでしょう??

四旬節の最初の日曜に、前夜から大堂に運んでおいた聖オーガスチン教会のキリスト像を、ここに連れ戻すパレードがあるということですが、今はそんな時期じゃないし。。。

聖オーガスチン教会祭壇の奥には…

祭壇の奥


不思議に思った夫が見に行ったところ、祭壇の奥にはゴルゴダの丘の模型があり、真ん中には何かを差し込めるようになっているとおぼしき穴が。

本来は十字架上のキリスト像がここに建っているのではないかと思うのですが、何らかの事情でキリスト像だけ貸し出されているのでしょうか?

だとしたら礼拝に来る人用に、代理の像とかがあるといいと思うのですが…。
とても謎めいた祭壇です^^

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説明板
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天井
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祭壇
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祭壇の奥

 世界遺産の密集地!その②

テラスから見たセナド広場

セナド広場


聖オーガスチン広場を後にして、歩くこと5分ほどで再びセナド広場へ。本当は3分もかからずに着く距離ですが、人が多くてゆっくりしか歩くことができません^^;

暑さと人混みで頭の中が真っ白になりそうだったので、涼める場所を求めて仁慈堂大楼へ。

こちらも世界遺産なのですが、ほとんどが入場無料のマカオに珍しく、有料(5パタカ)なので空いているだろうということで☆

仁慈堂博物館

仁慈堂博物館


案の定中は空いていて、ほぼ貸切状態。博物館とよばれている2つの部屋を私たちが見終えると、頃合を見計らったように受付のおじさんが現れました。

セナド広場はここから見るのが一番だとテラスに連れて行ってもらったので、思わず一枚(上の写真)。

それで終わると思いきや、今度はここでこうやって写真を撮ると素敵だよと、自らモデルになってポーズを取りながら教えてくれるのですが、それが面白くて^^

貴婦人風に窓辺に腕を置いて遠くを見やるポーズとか、一流のコメディアンのよう。私のポージングがイマイチだとダメ出しするし (T▽T)
マカオ人は基本的にサービス精神が旺盛なのかな☆

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説明板
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初代司教カルネイロ
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その頭蓋骨
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テラス

初代マカオ司教カルネイロの銅像

カルネイロの像


涼しかった仁慈大楼から出ると、出入口のある小路に若者達の群れが。

この小路、写真ポイントとして有名だそうな。素敵と言えば言えなくもないけど、マカオならもっといいスポットがありそうなんですけど…?

それでも路の奥にいる銅像のカルネイロさんに興味を持ってもらえるならいいかも。初代マカオ司教のこの神父様は、生涯をマカオの慈善事業に捧げた人です。

世界遺産の関帝古廟

関帝古廟


炎天下の街路を、人混みを避けて進んで行くと、思ったよりずっと近くに次の目的地を発見。というか、なんとなく歩いてたらありました^^;

周りの建物と変わらない外観。レトロさと怪しさ同居しているというか…いやーアジアだね、と思ってしまうこの建物、世界遺産でございます。。。

「商売の神様 関羽」を祀っているそうですが、あの、関羽って商売の神様なんですか@@!? 
私の知ってる関羽と違う人なのかなぁ…。

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説明板
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関帝古廟

 ギブミー冷たい飲み物。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。

さすがに疲れますた。。。


所々で休みはしたものの、朝から張り切って歩き回ったので
さすがに疲れてまいりますた。。。
時刻はまだ15時。日本ならおやつの時間だけど? いやもう考える力がありまてん;;

というわけで、さっきから冷たい飲み物がある場所を探しているのですが
探してる時に限って見つからないもので、その代わりに関帝古廟を見つけたわけです。

ふと見上げると「営地街市」の看板が!
確かガイドブックには「営地街市」の何階かがフードコートになっていて
観光中の強い味方になると書いてあったはず (☆Д☆)きらーん!!
よし、入ってみるべしっ♪

大丈夫か!?小豆入りミルクティー

お祈りして飲みました;;


工場の搬出口みたいになっている所をどんどん進み、生臭いニオイに不安を駆られつつエスカレーターに。

どうやらビル全体が巨大な市場になっているらしく、肉の階、魚の階、野菜の階を抜けて、やっとフードコート(なのか?)に出ました。

しかし店の前で食器を洗っているなど、衛生的にはかなり心配な感じ。潔癖症の夫は渋い顔でペットボトルのジュースを買いました。

チャレンジャーな私は小豆入りのミルクティーにしましたが、お腹痛くなりませんようにとしっかりお祈りしてから飲みました;;

良い子の皆さーん☆


 慣れない旅先では、あまりデンジャラスなものを口にしないよう気をつけましょう!
 お祈りしたら大丈夫とか思ってはいけません。
 そんなお祈り、された神様の方も困っちゃいますから。

 では、大きな声で言ってみましょう!

 
「君子危うきに近寄らず!」

 
・・・・私が胸に刻むべきですね(ポツリ)。。。
 

 さあラストだっ☆

世界遺産の民政総署

民政総署


「営地街市」のミルクティーは、幸い体に何の問題も起こしませんでしたが、それでも外に出るにはちょっと勇気がいるような暑さ。

このところ日本でも毎日35℃超えの恐ろしい天気が続いていますが、マカオも似たり寄ったり;;

しかしセナド広場周辺の世界遺産の一つを見損ねているので、そこだけは行かなくては。

さあラストだっ☆
民政総署にレッツゴー!

民政総署の内部

民政総署の中


ポルトガルの青い装飾タイル アズレージョに導かれて階段を上って行くと、噴水のある中庭に。

ここに置かれた丸い石は、教皇境界線を示すものです。教皇境界線とは、ローマ教皇がトルデシリャス条約で決めたポルトガルとスペインの境界線。

つまり世界は勝手にポルトガルとスペインのものに分けられていたのです。

民政総署にある教皇境界線の石

教皇境界線の石


この境界線が東西を西経46度の線で分けていたので、南アメリカではブラジルがポルトガル領になり、今でも南米ではブラジルだけがポルトガル語を話しているわけです。

自分たちの都合で分けるという発想、何よりそういう世界観を持っていたということが恐ろしいです。戦争や迫害などの様々な悲惨な出来事は、人間のこういった考え違いから起こっているような気がしてなりません。

それにしても尊いと思うのは、宣べ伝えた人たち。彼らだけが人の命を命として考え、自分の命と引き換えにしてでも救おうとした人たちでした。

宣教師を植民地支配の尖兵のように語る人もいますが、彼らがいなかったらどんなに残酷な占領策が取られたかを考えてみるべきだと思います。

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マカオの旧正式名称
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噴水
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中庭
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教皇境界線の石

 え、これで終わりじゃない?

マテオ・リッチ展のポスター

マテオ・リッチ展のポスター


民政総署を見たら、ご飯を食べてホテルに帰るつもりでした。熱中症になってもおかしくないくらい暑いし、ふらふらだし。

しかし、街中に貼ってあるこのポスター、目に入ってくるたびに何か感じるものがあります。マテオ・リッチが呼んでいるような・・・(妄想?)

夕方になっていたらパスするところですが、まだ日も高く、ホテルに帰るには早過ぎるので・・・

私「これって、みこころあるのかな(疲れたけど)」
夫「意味がありそうな気がする…」

私より信仰のいい夫に言われては仕方ありません。行くべき所に行ってこそラストなのさ、ははは。

バスに乗るのも初挑戦ですが、メモ帳に行き先を大きく書いて運転手に見せながら乗車。
マカオパス買っておいてよかったー♪

マカオ芸術博物館に向います!!

マカオ芸術博物館

マカオ芸術博物館


車窓から街のいろんな表情を眺めていると、15分ほどで目的地に到着。視線が上がって風景がまた変わって見えるので、バスっていいな。気に入りました♪

博物館でチケットを買おうとすると、無料とのこと。入場無料の日でもないのに不思議だなと思いながら中に入って行くと、ありました! 見たかったものが。

聖ポール天主堂博物館で複製を見て、本物が見たかったなと思っていた「日本26聖人殉教図」
通常見ることができないこの絵が、特別に展示されていたのです。

マテオ・リッチの生涯と功績をまとめたビデオも上映されていて、多くのことを知ることができました。
そして何よりみこころを感じたのが、今年がマテオ・リッチが世を去って400年目だということ。
ひと時代が終わって、今また新しく始まる時なんですね。中国とその救いのために祈りたいと思います。

 本日のまとめ☆

ホテルに戻って


密度の濃い一日を過ごさせてもらい、本当に感謝です。
心地よい疲労感に包まれながら、靴下を脱いだその時…

え、うそー Σ(T▽T;)!!

右足の甲に広がる赤い点々・・・これってこれって
水虫じゃんっ!!

そうか、朝スコールにあってそのままにしてたのがダメだったんだ
いや完治したと思って油断していたのがアダとなったのね
…なんかちょっとショックだったりして。。。自分がいけないんだけど (〒_〒)ぅぅぅ

ホテルで夕飯うれしいな♪

こんなに恵み深い一日なのに、落ち込んでははいけません。
そうだ、こんな時は食べるのが一番♪ 
一階のレストランが私を呼んでいる!!

昨日の反省を踏まえて、今日は主食を2品選ばないよう要注意。
揚州炒飯と貝柱のスープ、卵プディングを頼みました◎
どんなのが来るかなーと待ちながら、ん? 何か手持ち無沙汰だ…

「あー、カメラ部屋に置いてきちゃった;;」

「取ってきてあげるよ」と夫。頭上がりません。。。
揚州炒飯 卵プディングとは茶碗蒸しのこと☆

 
デジカメを持ってきてもらったおかげで、無事写真が取れました↑
 「中国人って料理の天才なんじゃないっ!?」と思うほどの美味しさ。
 同じアジア人だから口に合うのもあるのかな?

 それはそれでうれしいよな、うんうん。
 国や制度は違っていても、文化や好みで通じるなんて^^ 

夜のマカオ

ホテルの部屋から


部屋に戻って窓から街を見下ろしてみたら、あふれる車と人波が流れていっていました。たぶん昼間よりも夜の方が元気なんでしょうね、この街は。

しかしこのおかげでマカオが潤って、文化財や史跡が保護されているなら文句は言えません。世界遺産の街になれたのも、経済の恩恵を無視できませんから。

でもこの繁栄を物質を謳歌するところだけに使ってしまったら、やはりいつか枯渇してしまうのではないでしょうか。

マカオが祝福され続けるためにも、この街の持つ、神様の歴史における価値と意義を多くの人と共有したいなと、強く思うようになりました。

お疲れさまなのです♪


予想外に長いページとなってしまったマカオ2日目。
ここまで読んでくださって
ほんとに感謝&お疲れさまなのです。

明日はどんな日が待っているのでしょう。
楽しみにしながら、ふとんから右足をぴょこっと出して(水虫対策;;)、オヤスミナサイ。
全てのことを主に感謝して (o^o^o)あ(o^-^o)り(o^o^o) が(o^O^o)と(o^.^o)うございます♪

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