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キリシタンのあしあとを求めて各地を旅してめぐります♪

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 ゴーゴー三多摩!その①

 八木重吉の面影を求めて・・・♪


クリスマスの出し物に、八木重吉の短い劇をすることになったので
今日は劇団のみんなと八木重吉ゆかりの地をめぐります♪
「ゆかりの地」と言っても全部町田市内なので、カンタンにいうと地元。
それでは早速 レッツゴー ヾ(´▽`*)☆


谷戸池公園


集合が遅れたので午後になって出発。午後になっても肌寒い天気で、雨までぽつぽつと降ってきました;;

まずは八木重吉の詩碑があるという、小山田団地に来てみましたが、そのようなものは全くない様子。

なんとなく谷戸池公園に到着して、うろうろとしてみましたが、都合よく見つかるわけもなく、雨の中で途方に暮れる始末。風も強くなってきて折りたたみ傘を持って来たことを後悔。ああ、この後悔が一日ずっと続いてしまうことがありませんように (>_<;)


八木重吉詩碑


町田にある文学史跡に詳しい「町田ことばらんど」に電話をして、公園とスーパーの間にあると教えてもらいました。

「碑、碑、碑・・・」
憑(と)り付かれたように探し歩いて、ようやく発見(←)。

愛(いと)しの重吉詩碑。刻まれているのは「素朴な琴」です。この秋を歌った詩は重吉の代表作の一つ。詩集の題にもなっています。見つけられて感謝。・・・そう、この感謝というものを知るために、最初に苦労させてもらったのかもしれません。

八木重吉はクリスチャンの詩人で、学校で英語の先生もしていました。家族は奥さんと子供2人。誰から習ったわけでもないのに独学で詩作をし、やわらかで透明感のある詩を書きました。しかし結核にかかって29歳で死去。夭折というんでしょうか、まだまだやりたいこと、やらねばならぬことが多くあったでしょうに・・・。この人のことを知って、その心に触れたいと思うなら、感謝は必須でした。反省。



  素朴な琴

  この明るさのなかへ
  ひとつの素朴な琴をおけば
  秋の美しさに耐えかねて
  琴はしずかに鳴りいだすだろう







八木重吉の本

詩碑

「素朴な琴」

見つけられて感謝

 八木重吉記念館へ☆

大戸橋バス停


つづいて八木重吉記念館へ☆
重吉生家の蔵を改装して内部を記念館にしたもので、重吉の甥御さんが運営していらっしゃいます。

場所は町田市相原。町田市の中でも少し郊外(町田市自体が東京の郊外だけど^^;)にあるので、行くのはちょっとだけ不便。渋滞にひっかかってしまって、詩碑からは一時間ほどかかりました。


八木重吉生家


ようやく到着、八木重吉記念館。
八木重吉は1898(明治31)年2月9日、ここに生まれました。

八木家は代々農業を営み、村では資産家でした。学校での重吉の成績は、体育と音楽以外はトップクラス。神奈川県立師範学校(現在の横浜国大教育学部)に進みました。

その後東京高等師範学校(現筑波大学)へ入学。ここでの4年間で、キリスト教に導かれ、後に妻となるトミとも出会います。


八木重吉詩碑「素朴な琴」


記念館入口には重吉の詩碑が。ここにも「素朴な琴」が刻まれています。重吉直筆の文字がとても可愛らしくて見入ってしまいます♪ 

記念館横の母屋を訪(おと)ない、記念館を開けてもらいます。記念館はハガキによる予約制。個人の運営で、甥御さんもご高齢なので、開館するときは近所の方に頼んで来てもらうとのこと。今後のことが心配です。



「素朴な琴」

記念館入口

八木重吉像

重吉胸像

八木重吉記念館


蔵の中は二階建て。重吉の詩稿やノートが展示物のメインです。重吉の描いた油絵もあるのですが、びっくりするほど上手。絵画の才能も持っていたんですね (゜○゜)

昨年のNHK朝の連続テレビ小説で、主人公の女性が重吉の詩集を手に取って涙したり、好きな男性にプレゼントしたりするシーンがあったそうで、それをきっかけに訪れる人が多くなったそうで、そのビデオも置かれています。

重吉の2人の子供、桃子と洋二の絵や習字もかなりの腕前。重吉が亡くなってからトミさんがしっかり育てたんだということがうかがえます。子供たちは重吉と同じ病で10代半ばで永眠。昔は胸の病気で亡くなる人が多かったんですね。彼らの才能と命を、惜しまずにはいられません。

展示品の中で一番心に残ったのは、「イエスさま イエスさま イエスさま・・・」と最初から最後まで主の名だけが書かれたノート。入院していた療養所で書かれたものです。どうにもならない運命の中で、主の名だけをひたすら呼んでいたんだと、思うと同時に泣けてきて、涙が止まりませんでした。みんなと来てるから楽しくしようと思ってたけど。。

八木重吉は内村鑑三の再臨論を読んで、それが聖書に基づいたものだと確認して、はっきりと信じていた人。この世に再び来る主を迎えたい、キリストに会いたいと切に願っていました。天国では会えたのでしょうか。きっと会えたでしょうね。私もちゃんと会えるよう、ちゃんと生きたいです。
私の好きな八木重吉の詩をひとつ・・・☆

 

イエスは きっとまたくる
  

きりすとが
うそをつくものか
またくるという
こないことがあるものか

  
  




記念館へ

母屋


重吉が登った木

 お墓にもお参り

重吉一家のお墓


記念館前の道を渡った所に重吉一家のお墓があるので、お参りに。少しお花も買ってきたのです♪

しかしスタート時間が遅かったので、辺りは夕闇に包まれて、お墓参りにはそぐわない時間帯。雨足も強くなってきて、人と一緒でなかったら肝試し的な感じかも。

それでもうっすらと墓碑銘が読めて良かったですけどね。もう一度明るい時間帯に来て写真を撮り直さねばっ (゜∇^*)マタクルノモイイサー
重吉の詩をもうひとつ・・・♪

    


    きりすとをおもいたい
    いっぽんの木のようにおもいたい
    ながれのようにおもいたい






重吉一家のお墓

お墓参り

八木重吉記念館前

 詩碑を探すぞ (* ̄0 ̄*)ノ

届けフラッシュ!


ちょっぴりホラーな趣きになってしまったお墓参りを終えて、詩碑探しへ。

少し道を戻った相原幼稚園(重吉の母校である大戸尋常小学校の跡)にも八木重吉の詩を刻んだ碑が建てられているらしい!

しかし園内を覗き込んで見つけた詩碑は、内向きに建てられていて外からは撮れない位置に;; 

柵の間からカメラを突き出して、「届けフラッシュ!」と掛け声をかけながらシャッターを押してみましたが・・・やはりホラーな仕上がりに。こんな時間帯に何かを探すの自体間違っているのだと気づきました (ノ◇≦。)ドーン
見えるはずだった詩碑の詩を・・・☆


  ふるさとの川

  ふるさとの川よ
  ふるさとの川よ
  よい音をたててながれているだろう






詩碑

相原幼稚園

幼稚園

詩碑の裏

再訪する・・・べし。


町田市内にある八木重吉詩碑のラストは、近くの小学校横手にあるらしいので、ダメもとで行ってみます。

雨の夜に片田舎をカメラを持ってうろつくなんて、傍目にはアヤシイ集団ですが、せっかくここまで来たんだから見てみたいっ。

フラッシュを焚いて浮かび上がらせて撮るという方法でなんとか詩碑をカメラに収めて参りました。撮れたは撮れたものの、重吉さんには申し訳ないような出来でございます。やっぱ再訪すべし、ですね^^;
ではこの詩もどうぞ・・・♪


   ねがい

   人と人とのあいだを
   美しくみよう
   わたしと人とのあいだを
   美しくみよう
   疲れてはならない






真っ暗

詩碑

詩碑


リベンジ決定。いつかまた・・・!

半日でいろいろまわってみましたが
結論は「再訪決定!」です。
いつかリベンジして
グッドな写真を載せようと思います☆

重吉のお墓を見たからか
人間の死について考えるようになりました。

人は必ず死ぬのに
どうして生まれてくるんだろう――。


その問いかけの向こうに
何かが見えてくるような
そんな気がして・・・。

今日も一日おつかれさまでした ( ̄ー ̄*)qq(゜ー゜)カタトントン





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