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キリシタンのあしあとを求めて各地を旅してめぐります♪

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 東京・見てある記 ①

  <本日の主な訪問地>

 ぐるっとパス (-ω☆)

ぐるっとパスを入手して


東京都歴史文化財団内のインターネット・ミュージアムという団体が企画販売している「ぐるっとパス」というものをご存知でしょうか?

よく地下鉄構内などにポスターが貼ってあったりして、目にしたことのある方も多いかと。

東京にある数多くの美術館や博物館を、期間限定で有効期限もありますが、2000円で見て回れるというのは、かなりおトクで心くすぐられるものがあります♪

ご加護を祈り♪


以前からチェックしていたそのパスが、発売されたということで早速ゲット。そして今日から都内にある美術館・博物館をだだだっと回ってみたいと思います。

題して「東京・みてある記」
地下鉄の一日乗車券も入手して、合間にキリシタンに関連した地や史跡もめぐっていきたいと企んでいます☆

四谷のイグナチオ教会でご加護を祈り、さあ、いってみよー ρ(^-^*)ノ
                                                     

 西ヶ原へ

西ヶ原一里塚


地下鉄で西ヶ原へ。博物館のある飛鳥山公園に向います。道の途中にあるのがこの一里塚。岩槻街道2里目に設けられた一里塚です。

解説板によると23区内で唯一、現状が保存されている一里塚なのだとか。この街道は徳川の歴代将軍たちが日光に参詣するのに通った道なので、日光御成道とも呼ばれていたのだそう。

将軍というのもビッグネームですが、岩槻といえば江戸で殉教したキリシタン原主水の潜伏していた地でもあります。江戸から岩槻に向ったことがわかっているので、この街道を通った可能性は小さくありません。

こんな感じの一里塚で足を休めたりしたのでしょうか。


西ヶ原一里塚

保存された一里塚

一里塚について

解説板

青淵文庫



飛鳥山公園に入ってすぐのところにあるのが、旧渋沢家飛鳥山邸である、青淵文庫と晩香廬。晩香廬(ばんこうろ)はバンガローをもじったものだとか。

飛鳥山公園は渋沢さん家だったんですね。

青淵文庫は窓のステンドグラスも美しい西洋建築。どちらも国の重要文化財に指定されています。

近代日本の経済的基盤を作ったとされる渋沢栄一。いつかちゃんとこの人のことも調べてみようかな。


飛鳥山公園入口

公園案内図

解説板

青淵文庫

晩香廬

晩香廬

晩香廬の解説

渋沢栄一像

平和の女神像


公園内の道に戻ると、博物館の手前にただならぬオーラを放つ像が。

近づいて見てみると「平和の女神像」とあります。ま、そういう理念を表したものよねー、とスルーしそうでしたが、よく見ると作者は北村西望。

長崎の「平和祈念像」の作者さんではないですか! 北区の西ヶ原に自身のアトリエを構え、そこで数々の名作を生み出していたとは知りませんでした。土地と人、要チェックなのです。


平和の女神像

平和の女神像

解説板

 北区飛鳥山博物館

                                                       

飛鳥山博物館



そしてようやく到着した北区飛鳥山博物館。外観は真新しくてモダン。館内に入って受付に「ぐるっとパス」と差し出すと、有効期限をスタンプしてくれました。

「区立の博物館って、ま、小規模で展示物もありきたりって感じだろうな」と思ってましたが(失礼;;)、展示物も展示方法もなかなかなのです。

あのー、博物館って進化してるんですね。デザイン的にもビジュアル的にも。ちょっとはまりそうな予感が☆

豊島郡の正倉


何か声がするなーと順路に従い下りて行くと、豊島郡の正倉という建物を再現したものがシアターと一体になって当時の様子を彷彿とさせています。

この正倉があるところを正倉院といったのだとか。正倉院って、奈良にしかないと思ってました。知らないことが多いです (^-^;

さてこの博物館、受付で申し出れば写真撮影不可のマークの物以外なら撮影できます。うふ♪

本物の人骨・・・(;゜ロ゜)


縄文人の人骨。なんかリアルだなーと説明を読んでみると、身長160センチで40歳くらいの男性なのだとか。

いや、待てよ。んんん、複製って書いてないってことは、本物!?

え、人骨ってこんなふうに並べて展示していいだっけ? 公の博物館で堂々と展示してるんだから問題ないんでしょうけど・・・。

かなりのインパクト。本物という迫力、感じずにはいられません。 


解説板

出土地点

縄文人骨

説明

貝塚の剥ぎ取り標本

説明

4700年前の船

解説板

卵焼き?


展示品に夢中になりながら、しばらく進むと歌舞伎の舞台っぽい設えの、何やら妖しげな空間が目に入ってきました。

入っていこうか逡巡していると、係員のお姉さんが「どうぞ中に入って、気に入った卵焼きを押してください」と。

えっ、中に入るっていうのはわかるけど、卵焼きを押せとは、はて如何なる意味です、お嬢さん?

聞き間違いかなあと思いながら入って行くと・・・

ありました!卵焼き


ありました、卵焼き !! (*゜ロ゜)ノ
本物っぽくて、ちょっと美味しそう。

王子名物釜焼き玉子なんだとか。それでもってこの卵焼きの表面に押し印みたいに書いてあるのが、ここで上映される映像のメニュー。

とりあえず真ん中の卵焼きを押してみると、歌舞伎っぽい幕が左右に分かれていき、シアターが現れるという仕掛けになっていました。

ちょっと楽しめましたけど、、、これって演出過剰じゃないでしょうかね。。。


鷹狩りの様子

外国人が見た北区

お弁当の再現

食品サンプルみたい

農家の再現


ドラマ撮影でもできそうなくらい、うまいこと再現された農家もあってなごみます。縄文から現代まで北区の歴史を一度に俯瞰できるのは興味深いものです。

明治から第二次世界大戦が終わるまでの間、赤羽・十条・滝野川の辺りは一大軍事拠点だったのだとか。またもや知りませんでした、です。

歴史を通じて見えてくる、地域ごとの功と罪。こういうことも知っていないとダメだなと思ったりして。


軍事施設の展開

その頃の絵葉書

自然の再現

お金かかってます・・・

 紙の博物館へ

紙の博物館


ちょっぴり演出過多だった飛鳥山博物館を後にして、お隣のミュージアムへ。こちらが紙の博物館です。

こちらは基本的に撮影不可なので写真は一部しか撮れなかったのですが、紙を使った工作などのイベントも随時行われているようで、子どもたちが体験しながら学べるようになっていました。

竹でできた古代紙など、なかなか目にできない物があるのは紙専門の博物館ならではでしょう☆


紙の博物館

木簡

古代紙

晩秋の飛鳥山公園


晩秋の飛鳥山公園を歩いていくと、歴史を感じさせる石碑に出会います。

徳川吉宗が桜を植えたことに始まる飛鳥山公園の由来を記した碑と、佐久間象山による桜の賦碑です。

江戸の庶民に愛された土地なんですね。
中高年の歴史散策グループが引率者の話を聞いて写真を撮ったりしています。歴史ブームですねえ(*'ー'*)


飛鳥山碑

解説板

佐久間象山の碑

解説板

 池袋にある古代オリエント

池袋サンシャイン・シティ


地下鉄を乗換え東池袋駅へ。次なる目的地は池袋サンシャイン・シティにある古代オリエント博物館です。

サンシャインは何度も来たことがあるけれど、この博物館は初。わざわざ行くって、何か特別な理由がないとなかなか「さあ、行こう」とはならないもので・・・(^。^;)

今日も賑やかなサンシャイン・シティ。この辺りが昔戦犯が入れられていた巣鴨プリズンだったとは、ほとんどの人が知らなさそう。

そういう史実を示す解説板の一枚もあってもいいのにと思いますが、商業施設だから難しいのかな。

オルメカ展


古代オリエント博物館では特別展の「古代メキシコ・オルメカ展」がやっていて、ショッピング街と同じくらいの人の多さ。

入ってすぐのところにあるのが、この巨大な石頭。これは複製ですが、本物は4トンもあるのだとか。大きさも私の身長よりずっと高く176センチ。

オルメカとは古代メキシコで栄えた文明で、有名なマヤ文明の1000年前にあったもの。だからキャプションには「マヤへの道」と書かれています。

横顔


展示物は基本的に撮影不可ですが、この石頭だけは「フリー・カメラ・スポット」に置かれているので、いろんな角度から撮ってみました☆

日本で公開されるのは初めてだという、マヤ暦の刻まれた石碑も展示されていて、みごたえは十分。

ふむむ、これが2012年に人類が滅亡するというマヤ暦なのですね。石碑の前で考えさせられました。


入口

通路

ポスター

ポスター

 相田みつをだもの

東京国際フォーラム


さてさて「ぐるっとパス」初日ということで、張り切ってもう一ヶ所行ってみましょう♪

いざ有楽町へ。ここにある東京国際フォーラムの地下一階に「人間だもの」で有名な相田みつを美術館があるのです。

何度見ても圧倒される東京国際フォーラムの威容に、今日もまた圧倒されながら、「こんなもの、よく作ったよなぁ」とつぶやきそうになります。

こんなに大きくて、なんだかすごいデザインで、ものすごく複雑な力学とか設計とかしてありそうな建物で、建物というより船、それも人類を乗せる巨大船、あるいは宇宙船のようなこの建築物。

これを見て平然としていられる人の気が知れないというか・・・。

私の感受性が強すぎるのでしょうか?

東京の人々はこういう巨大建築に慣れきっていて、感動することが少なくなっているように思います。

相田みつを美術館


いろんなイベントが催されている国際フォーラムの中でも、ひと際多くの人が訪れているのが相田みつを美術館。

以前来た時には星野富弘とのコラボ展示でしたが、今回は台湾の現代作家さんとでした。そういう入れ替えもあるから、楽しみにして何度も訪れる人がいるんでしょうね。

詩も書もいいんだけど、「神様」でなく「仏様」だから、ちょっと私の中には入ってこない言葉もありました。

でもなぜ人の心をつかむのかは、とてもわかります♪

自民党の街頭演説


有楽町の駅前に行ってみると、ニュースでよく見る自民党の政治家さんたちが街頭演説をしていました。

私などでも名前を知っているような有名な人たちばかりで、「おおっ」と思ってしまいます。

確か石破さんはクリスチャンだったような。

どんな経緯で主を信じるようになったのか、ちょっと聞いてみたいですが、これくらい忙しいと日曜日に教会とか行けてないかも (>_<)

有楽町前


さて私がここに来たのは選挙演説が目的ではなく、こちら(←)を写真に収めておきたかったから。

人出が多いので、撮ろうとしたら人が入ってきちゃって、シャッターチャンスになかなか恵まれません。。。

有楽町の駅前、イトシアの前にあたる辺りは、江戸時代に南町奉行所がおかれていた場所なのです。そう、遠山の金さんや大岡越前がいた所!

南町奉行所跡から発掘された石


地下に下りると奉行所跡から発掘された石や遺構が、市民に親しまれる形で展示されています・・・っていうか、絶好の休憩ポイントとなっています。

柱の周りの石には、ベンチとして利用する(それでいいんだけど)お疲れモードの会社員たち。

逮捕されて取調べを受ける者たちの中には、キリシタンや、キリシタンの嫌疑を受けた者などがいたはず。歴史的にもキリシタン史的にも重要な場所なのです。


有楽町駅前

奉行所のあった所

奉行所跡の石

奉行所跡の石

奉行所の遺構


壁際のベンチは江戸時代の水道管、木樋(もくひ)で、木の壁のように見えるものは、南町奉行所の穴倉だった木材を縦にしたもの。つまり奉行所の遺構です!

後で写真を撮ろうと思い目を離した隙に、おじさんに座られてしまい、説明とか撮るのに10分以上待たねばなりませんでした(〒_〒)

しかし江戸末期にこの南町奉行所に勤めいてた与力は、自身がキリシタン殉教者原主水の子孫だと知ってキリスト教に興味を持ち、横浜に教会ができると早速出かけていき、クリスチャンになったのでした。

この原胤昭(たねあき)という人は、禁教令が解かれる前に洗礼を受けただけでもすごいのに、その後自由民権運動や教育などの社会活動をし、キリシタンに関する本も書いています。


奉行所の穴倉

説明板

奉行所の遺構

奉行所の遺構

上智大学


再び四谷に戻り、感謝のお祈りをして家路に向かいます。

柔らかな夕陽に染められた上智大学とイグナチオ教会の尖塔。思えばこの四谷も江戸時代にキリシタンが住んでいた地域だったはず。

また殉教地でもあると本で読んだことがあります。

四谷見附橋の街灯


彼らがどこに住み、どんな信仰生活をして、何を考えていたのか――。

まだまだ知りたいことがたくさんあります。

私の成長に合わせて、主が教えてくださることを切に願います。

今日の「見てある記」はこれにて終了。次回も恵み深いものになりますように!!


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