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キリシタンのあしあとを求めて各地を旅してめぐります♪

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 涙で祈る、23区。vol.8


   東京の西側ばかりに行っていて
   東側、いわゆる下町方面に足を運べてなかったので
   今日は墨田区、江東区、江戸川区、足立区、荒川区に参ります★
   時間に限りがあるので駆け足になってしまいそうですが
   主が共にしてくださいますように ( ̄▽ ̄)V


カトリック本所教会


まずは墨田区にあるカトリック本所教会へ。

JRで錦糸町に行き、そこからバスに乗ってやって来ました♪

クラシカルで歴史を感じさせる教会堂ですね。

中では朝のミサが終わってミーティングをしているみたいだったので、入っていくことはしませんでした。ご高齢の方3名が朝の常連さんなのかも。

カトリック本所教会とフォリー神父


カトリック本所教会は日本26聖人に捧げられた教会で、1880年の創設。教会開設の任にあたったのは、浅草教会の助祭だったフォリー神父です。

このフォリー神父に私は個人的に関係がありまして・・・、あ、もちろん直接会ったことはないんですけど。京都大学博物館にフォリー神父が採取した膨大な植物標本コレクションがあるのですが、そのデータベース化に仕事で携わったことがあるのです。それ以来関心を持ってチェックしていたんですよね、ユルバン・ジャン・フォーリー(Urbain Jean Faurie。←この名前を何度打ち込んだことか☆)神父のことを。

もちろんフォリー神父は来日前から植物採取してたわけではありません。宣教師さんなんですから^^;
パリ外国宣教会に入会して、1873年に日本へ派遣され、新潟教会に赴任中、フランスの植物学者からの依頼を受けて日本の植物採集を始めたのです。当時はまだ助祭だから、若干時間があったのか・・・。

しかし生来の気質に合っていたようで、植物採集にはまったフォリー神父は布教活動の傍ら励み、その足跡は青森、北海道など日本各地に及ぶほどに。日本から樺太や朝鮮半島、中国東北部、ハワイにまで行って採集し、生涯に約400種の新種を発見(発表)しました。数日掛けて採集に行くときには、ヘビに噛まれないよう樹上で寝たなど、かなりアドベンチャーな逸話が残っています。

日本で約40年過ごした後、台湾に行き植物採集に専念しましたが、ヒルに噛まれて亡くなってしまいました。当時の日本には植物学、特に分類学という分野はないに等しかったので、フォリー神父が発見(発表)したことから、学名にFaurieの名のついた植物がたくさんあります。日本にそんな神父さんがいたなんて、面白いですよね♪


カトリック本所教会

カトリック本所教会

カトリック本所教会

カトリック本所教会

慰霊碑


バスの時間まで近くを歩いていたら、慰霊碑を見つけました。

大空襲と関東大震災の犠牲者を弔うものです。激動の昭和というけれど、多くの人が犠牲になった時代だったんですね。

慰霊碑

由来

献花

錦糸町駅


バスで錦糸町駅に戻ってきました。この辺りは駅からバスを利用することが多いようですね。住宅地が駅のすぐ近くではなく、バスで少し行った所にあるのかな。

錦糸町駅の駅前は再開発でステキにリニューアルという感じです。広い歩道とオフィスビル。一昔前のイメージを払拭して生まれ変わろうとしているんでしょうね☆


 錦糸町から小岩へ★

日本基督教団 江戸川教会


通勤ラッシュの東京行きを横目に、下り電車に乗って、JR小岩駅へ。

少し歩いて日本基督教団 江戸川教会に到着です。

あまり特徴のない町並みの中に、すっくと見えてくる十字架を見つけて、ちょっと感動♪


日本基督教団 江戸川教会

日本基督教団 江戸川教会

日本基督教団 江戸川教会

カトリック小岩教会


続いてカトリック小岩教会へ。
やはり幼稚園併設だからか中には入れません。

調べてみたところ、江戸川区にはお祈りができるような場所(中に入れる教会など)が(たぶん)ないようなので、入口脇のスペースに腰掛けてお祈り。

今は静かだけど、もう少しすると園児たちで賑やかになるのかな (*^.^*)


カトリック小岩教会

カトリック小岩教会

カトリック小岩教会

カトリック小岩教会

 江東区の潮見へ♪

潮見駅


それでは江東区へと参ります! イースターまでに23区を回るためには先を急がねばなりませんので☆

到着したのはJR潮見駅。埋立地らしく、広くて平らな土地です。震災後はこういう場所に来るのが怖くなってしまって、足が遠ざかってましたが、ほんとは祈りに来るべきですよね。

日本カトリック会館


少し歩くと日本カトリック会館の大きなビルが目に入ってきます。ここにカトリック中央協議会も入ってるんですね。

「カトリック教会情報ハンドブック」の連載、「キリシタン史跡をめぐる」楽しみにしてますよ☆

年に一度しか出ないから、一年に一本しか読めないけど...A=´、`=)ゞ

カトリック潮見教会


聖堂に入って行くと信徒さんたちがお掃除中でした。

「祈りに来たんですけど、お祈りして行っていいですか?」と聞くと、「どうぞ♪」と。

広い聖堂に信徒席をゆったりと取ったレイアウトでした☆

蟻の町のマリア


ここに来たかったのは、この記念像の女性、北原怜子(きたはら さとこ)ゆかりの教会だから。

北原怜子は戦後バラックで暮す人々、特に子供たちに寄り添って生きて、献身的な働きをした女性。彼女に影響を与えたのは、コルベ神父と一緒に来日したゼノ修道士でした。

現在の墨田公園がある辺りにあったその町をゼノ修道士が蟻の町と命名したので、彼女は「蟻の町のマリア」とよばれました。

北原怜子と「蟻の町のマリア」


北原怜子は28歳で天に召されましたが、彼女の願いで建てられた小さな私設教会は存続し、公園ができる際に移転して、この場所に教会が建てられたのです。

「蟻の町のマリア」は映画にもなり、北原怜子のことはテレビでもたまに紹介されたりするので、まあまあの知名度だと思うのですが、ここまで足を運ぶ人は少ないのかなと思いました。記念碑と像がとてもひっそりたたずんでいるから。

でもそれは、本当は目立つのがイヤで、「蟻の町のマリア」ともてはやされることに違和感を感じていた北原怜子の姿そのものなのかもしれません。ただ神の愛、キリストの愛で生きただけ――そう言っているように感じました。


カトリック潮見教会

カトリック潮見教会

北原怜子

広大な埋立地


一つ一つの建物に広大な敷地が付いてるような地域なので、地図で見つけた他の教会に向おうとしたら、思ったより距離があってびっくりです。

えっ、あそこまで歩くの?みたいな遠さ。道とかまっすぐで歩きやすいですけど。アスファルトに溜まった花粉が、トラックが通るとばふっと舞い上がって顔を直撃。なんか風当たりの強い町だなと...ヘックション(>ω<)/。・゜゜・

日本基督教団 深川愛隣教会


結構歩いて日本基督教団 深川愛隣教会へ。保育園が併設されています。

窓に張られた集会案内から察するに、熱心に活動されているようです。


日本基督教団 深川愛隣教会

日本基督教団 深川愛隣教会

日本基督教団 深川愛隣教会

日本弟子教会


乗換駅のホームから「日本弟子教会」の文字が見えました。

韓国系かなぁ? 赤い十字架って、日本ではあまりスタンダードではないと思うから。

日本で赤い十字架は病院のイメージですね。そういうのって国によって多少違うのかしらん ( ̄。 ̄)

はぁー、お腹すいた


ちょっとお腹がすいてきました。今日最初の教会行く前に駅でモーニングセット食べたし、家出る前にもご飯食べたけど。たくさん歩いたからなっ (⌒^⌒)bウン

あんまり食べると歩けなくなっちゃうので、小腹を満たして(普通に食べてる?)再出発。引き続き土地勘のない区を、神様のくれたご縁だと思って回ります♪

 三河島ってどこやねん!

カトリック三河島教会


そもそも「三河島」という地名が都内にあることも知りませんでした(「川中島」なら知ってるけど)が、荒川区で祈れそうな所を探していて、カトリック教会を検索したらこちら(←)が出てきました。

ドン・ボスコを敬愛するカトリック三河島教会です。保育園などもある大きな教会で、ちょっとびっくり。こんな立派な教会が三河島にあったんですね(三河島に失礼かっ ^^;?)。

中に入れるようなので、感謝して聖堂へ向かいます☆


カトリック三河島教会

カトリック三河島教会

カトリック三河島教会

カトリック三河島教会

聖堂内


聖堂で祈っていると、2人の女性が入ってきて少しお祈りして立ち去りました。

私にとっては至福の時間。ああ、ここにも祈っている人がいるんだ。神様の心は慰められるだろうなと。

しかし出て行って話をしている女性たちの言葉を聞いて愕然。韓国語でした。うれしい気持ちが一転、泣けてきました。日本なのに教会で祈っているのは日本人じゃないなんて・・・。

震災で傷ついた町はそのまま、原発で立ち退きを余儀なくされた人たちは各地に散らばり、復興は予算だけついてまだ見通しも立たないのに、神様のご加護とお導きを求めなくていいのでしょうか。たとえ神様を信じないんだとしても、日本の復興のために祈る心くらいは持ってもいいだろうに。

もちろんここではないどこかで、たくさんの人が祈っているかもしれません。教会でなくても他の宗教施設、あるいは自分の心の中で。早く復興が進むようにと。国際援助も有り難いです。

しかしこの国の傷跡が癒されるためには、建物や住む所だけでなく、心の復興が不可欠かと。そのためにできれば日本が一つとなって祈れたらいいのにと思うのですが・・・。私は夢想家なんでしょうか ((+_+))


カトリック三河島教会

聖堂の扉

ステンドグラス

ステンドグラス

 亀有を散歩 (゜ー゜*)。。。

こち亀


足立区にも行ってみようとJRで亀有へ。駅前のロータリーではこち亀の両さんがお出迎え。

亀有は長期連載のこのマンガで有名ですが、この街の雰囲気と合ってなければマンガの方だって、これほど愛されたかどうかわからないなと思います☆

カトリック亀有教会


水路に沿って遊歩道が造られていて、街歩きにはぴったり。大型施設を誘致しなくても、粋な街づくりはできるんですね♪

徒歩15分ほどでカトリック亀有教会に到着。保育園が併設されているみたいですが、中に入って祈っていって良さそうです。

主よ、感謝します (^。^)


水路と遊歩道

街のマップ

カトリック亀有教会

カトリック亀有教会

聖堂内


こち亀の亀有の、駅から離れた一角に、こんなに素敵な聖堂があるなんて(亀有に失礼かっ?)。。
清浄なる空間に温かい光が溢れています。

祭壇左手のステンドグラスは、聖痕があることを見るとアッシジのフランチェスコですね。右手は聖キアラでしょうか。聖フランシスコ会の司牧なんですね。

時折聞こえてくる園児たちの歓声が、どんな聖歌よりも素晴らしく感じます♪♪


カトリック亀有教会

カトリック亀有教会

カトリック亀有教会

カトリック亀有教会

亀有親水公園


亀有親水公園と名づけられた、小川沿いの遊歩道を駅方向に向かい、駅を通り越して反対側へ。

反対側は庶民的な感じのする住宅街で、子供たちのための公園などもあります。普通に暮らし、普通に子育てをして、普通に生活していく・・・そんな生き方も悪くないなと思わせる街かも (^^)

日本聖公会 葛飾茨十字教会


保育園か幼稚園が併設されているようで、中には入れませんが、元気な子供たちの様子がうかがえます。

目の前は小学校。
ここを卒園して小学校に入学する子供たちも多いのでしょうね☆


葛飾茨十字教会

葛飾茨十字教会

葛飾茨十字教会

葛飾茨十字教会

北野神社


行政区分でいうと、先ほどのカトリック亀有教会は足立区で、日本聖公会 葛飾茨十字教会は葛飾区。足立区ではお祈りできたけど、葛飾区ではまだなので、祈れる場所を探さねば!です。

祈れるかもということで、カトリック教会と聖公会の教会を調べて行っているのですが、聖堂に入れるか否かは現地に行ってみないとわからないことが多いので。

神社はありましたが、神社もなぁーということで、さっき眺めながら通り過ぎた公園に行ってお祈り。こちらも子供たちが走り回って上げる歓声がBGM。これもいい思い出ということで o(*^▽^*)o♪


北野神社

撫で牛


解説


   祈ろうと思って訪れて


   東京23区、一つ一つの区で祈ろうという 
   ちょっと変わった目標を立てて回り始めましたが、
   それぞれの街の雰囲気や人々の様子など
   自分が暮している場所では見えなかったものに出会えました。

   「祈る」という口実でもって
   社会見学、世の中見物、人生のいろんな側面を見せてもらっているような。
   「祈り」もまた、その場所よりも
   私自身に必要だから、させてもらっているのだと感じます。

   冬から春へ、草木も新しくなる季節だから
   私もそのようになれるよう導いてもらっているのでしょうか。
   今日も感謝の一日でしたヾ(●⌒∇⌒●)ノ












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