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キリシタンのあしあとを求めて各地を旅してめぐります♪

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 涙で祈る、23区。vol.13



     東京都の文化財ウィークという催しで
     明治学院大学の建物に入れるということなので
     是非行こうと思い、ついでに近くの史跡めぐりをすることにしました♪

     見逃している「キリシタン灯籠」もしっかり確認してこようかと☆
     では行ってきまーす ρ(⌒-⌒。)ノ


カトリック目黒教会


まずは目黒駅へ。カトリック教会なら中で祈らせてくれそうなので、カトリック目黒キリシタンへと向かいます☆

駅からほど近い所にかなり大きな敷地と建物を有する教会で、足を踏み入れるのに躊躇しましたが、勢いでドアをおして中へ。朝のミサが終わってすぐみたいで、人のいる雰囲気はしましたが、誰にも会いませんでした。

聖堂内


聖堂内は荘厳な雰囲気。薄暗いせいか、畏れるような気持ちも湧いてきます。自分が死んで、主の前に立つようになったら、こういう感じなのかなと思いました。聖堂も祭壇も、ステンドグラスも十字架の道行きも、どれもハイセンス(って言い方がいいかわからないけど)で、芸術的だなと感じました。


カトリック目黒教会

カトリック目黒教会

カトリック目黒教会

カトリック目黒教会

大円寺石仏群


続いて道の途中にあったので、大円寺の石仏群を見学。境内に仏像が千体もあるそうです。

元々行人坂で起きた火事で亡くなった人の供養として建てられたものらしく、江戸は火事に弱かったんだなと思ったり。

人の死を悼む心の強さを感じます。


大円寺石仏群

大円寺石仏群

大円寺

日本基督教団 行人坂教会


坂道を行くと、大きな白い十字架。日本基督教団 行人坂教会。和のテイストの入った教会堂ですね☆

昔からある町だから神社仏閣が多いかと思ってましたが、先ほどのカトリック教会といい、結構キリスト教も栄えている町のようです。


日本基督教団 行人坂教会

日本基督教団 行人坂教会

 キリシタン灯籠をしっかり見ておこうと☆

大鳥神社


そして前々からチェックしていた大鳥神社へ!
ここに「キリシタン灯籠」なる石造物があるということで。

境内はさほど広くないものの、あちこちに由緒ありげな巨木や碑があり、解説板が建てられています。


大鳥神社

大鳥神社

オオアカガシ

オオアカガシ

大鳥神社の切支丹灯籠


オオアカガシの横にあるのが、大鳥神社の「切支丹灯籠」。

解説板を読むと、後半はちょっと議論の余地アリという感じですが、前半の「もとは大村邸にあり、島原藩主松平主殿守の下屋敷にまつられていた」という部分に驚きました。

「キリシタン灯籠」といわれて、時には区の有形文化財に登録されている石造物の大半が由緒由来不明で、形状からそう呼ばれているだけだからです。

とはいえ、島原藩で松平氏ってキリシタンを迫害して殲滅したんですけど、キリシタン遺物だけはまつって拝んでいたなんてことありますかねぇ・・・?


「切支丹灯籠」

「切支丹灯籠」

「切支丹灯籠」

隣の石造物

大聖院


大鳥神社のお隣にある大聖院にも、「切支丹灯籠」があるらしいので、行ってみましょう☆

「切支丹風土記」という、キリシタン関係では有名&スタンダードな(?)本に、大鳥神社のも大聖院のも載っているので、いつかはチェックしたいと思っていたんですよね。

大聖院の「切支丹灯籠」


おお、こちらには3基。解説板によると、大鳥神社の「切支丹灯籠」と同じお家からやって来たようです。

真ん中の「切支丹灯籠」には側面に漢詩が刻まれているのだとか。それはかなり珍しいですね。

明治時代にこららを発見した原胤昭は「信仰の祖先たるキリシタンが拝んでいたものだ。やはり江戸にキリシタンがいたんだ!(大意)」と大興奮して感動してますが。。

江戸にキリシタンがいたことは事実で、殉教したことも事実。転んだと見せかけて心の中だけで信仰を持っていた人もいたと思います。

もーしーかーしーたーらー、その中には「切支丹灯籠」を見て、「教会行けないし、これを主だと思って祈ろう」と思った人もいたかも。いたかもしれないけれど、これが「キリシタンが拝むもの」であったなら、弾圧の対象になって、こんなに残されるわけはないだろうと。

京都の桂離宮にもあるし、都内でも結構見つかりますよね。全国ではいうまでもなく。やはり織部さんが考案した「織部灯籠」であって、「人物が刻まれてるユニークな石造物。茶庭に置かれ、風情を醸し出した」と考えるのが妥当ではないでしょうかね。


大聖院

大聖院の「切支丹灯籠」

大聖院の「切支丹灯籠」

大聖院の「切支丹灯籠」

日本基督教団 中目黒教会


キリシタン界でポピュラーな「切支丹灯籠」を2件もチェックできて、うれしく思いながらてくてく。

今度は日本基督教団の中目黒教会にやって参りました。ちょうど通園時間帯のようで、親子連れがすいすい入っていきます☆

国際的な街だからか外国人かハーフみたいな人が多いですね。東京自体が国際都市なんでしょうけど。


日本基督教団 中目黒教会

日本基督教団 中目黒教会

朝ごはん?


お腹が空いてきた(ちょっと早い?)のと、通学時間帯で学生たちの波に逆行して歩くのが大変だったので、モスに入ってモーニングセットを♪

史跡めぐり以外では、普段あまり外食しないので、ファーストフード店とかに入ると、すごく工夫してるなーと感心したり、安いよなと驚いたり・・・、要するに「今の流行(はや)り」というものにびっくり!

史跡めぐりは昔だけでなく、現代をも学ばせてくれるのかも (* ̄  ̄)b

日本基督教団 白金教会


お腹を満たして日本基督教団 白金教会へ。カッコいいビルみたいな建物に十字架。周りもビルだけど、その一点で目立っています。

神様が天からご覧になるときも、これを目印になさるんじゃないかと☆


日本基督教団 白金教会

日本基督教団 白金教会

日本基督教団 白金教会

 明治学院へまいります♪

来年が150周年の明治学院大学


それでは今日のメインである明治学院大学へ参りましょうか♪

「東京都文化財ウィーク」期間中は明治学院の文化財を一般に公開していて、いろんな建物にも入れるのです。

明治学院は来年が150周年。ヘボン塾から始まって150年だなんて、感慨深いです(生きてたわけじゃないけど^^;)。


明学白金キャンパス

東京都文化財ウィーク

ヘボンから150周年

昔の校舎

明治学院記念館


まずは明治学院記念館へ。神学部の校舎と図書館として使われていた建物で、今は礼拝堂、歴史資料館、事務室などがあります。文化財ウィーク以外の時は、事前申し込みしなければ入れないので今日は大チャンスなのです♪


アンネのバラ

アンネのバラ解説

井深梶之助

礼拝堂

礼拝堂

リードオルガン

パイプオルガン

階段

和英語林集成の初版本!


歴史資料館の企画展も大盤振る舞いです(私からすると)☆

ヘボンさんが作った和英語林集成の初版本や和訳聖書、直筆の手紙などが目白押し。

卒業生で校歌の作詞もした島崎藤村の書いた物や賀川豊彦の真筆、ヘボンさんを手伝いをし、薬の製法を習った岸田吟香関係の資料も充実しています。

一部屋分の企画展ですが、あふれんばかりの力をもらいました♪


企画展

ヘボン夫人の手紙

和訳聖書

解説

和訳聖書

解説

ヘボン館の鐘

賀川豊彦の真筆

明治学院チャペル


続いて明治学院のチャペルへ! 道沿いにはフルベッキさんの記念碑、チャペルの裏側には島崎藤村作詞の校歌碑が建てられています。どちらも無事見つかって感謝。では中に入ってみましょうO(≧▽≦)O


チャペル解説

チャペル

グイド・フルベッキ記念碑

島崎藤村校歌碑

チャペル内


チャペルの中は、見学者と見張り(って言い方はよろしくないかもだけど^^;)の方がいるので、あまり聖なる雰囲気ではありません。

座ってお祈りしようにも、「え、あの人何してるの?」って感じで。

礼拝堂の設計はウィリアム・メレル・ヴォーリズ。ヴォーリズ建築だというだけで見たくて訪れる人、結構いるでしょうね♪


チャペル内

説教台

ステンドグラス

パイプオルガン

インブリー館


ラストはインブリー館。宣教師館だった建物です。明治の西洋建築ということで、寄木板張りの床や階段裏の処理(和洋の出会いと融合)が見どころです☆

こちらは国の重要文化財。チャペルと記念館も港区の有形文化財に指定されています。

文化財ウィークの時はちょうど明学の学祭期間でもあるらしく、構内には人が一杯。それでもどこか上品な感じがするのは白金だからかなー。


インブリー館解説

内部

階段の裏

学祭期間中

 島崎藤村ゆかりの場所にも立ち寄って

明治学院大学 白金キャンパス


外に出て国道1号線を歩き始めたら、歴史的建造物の奥にある新しい校舎もクロスがちりばめられたデザインだとわかりました。何と素敵な♪

ここから少してくてくして、島崎藤村ゆかりの場所もめぐっていきたいと思います (*゜v゜*)

廣岳院


廣岳院というお寺のそばに、藤村が師事した木村熊二牧師のお宅があったそうです。

島崎藤村は高輪台町教会の牧師であった木村師をとても尊敬していたようで、ここから通学していた時期もあったのだとか。


廣岳院

廣岳院周辺

廣岳院周辺

高輪台町教会跡


藤村が通った高輪台町教会は移転して、跡地は東海大学のテニスコートになっています。

高輪台町教会は、後に名称を高輪教会と変えて、現在は高輪警察署の横にあります。藤村の洗礼記録も高輪教会にあるようですが、藤村は棄教しちゃったんですよねぇ・・・。

藤村が下宿した西照寺跡


白金高輪駅の手前の交差点辺りにあったのが、藤村が一時期下宿した西照寺があった場所。

西照寺は移転して現在は杉並区にありますが、お寺の解説板には藤村が寄宿していたことが書かれているそうです。

明学の寄宿舎であるヘボン館にいた藤村が、親友にも告げぬまま引っ越した先がここでした。隠れ家みたいなものだったのでしょうかね。

その頃に信仰への懐疑が生まれ始めていたんじゃないかと、私は思うのですが。


西照寺跡

西照寺跡

西照寺跡

清正公堂


ついでに交差点の反対側にある清正公堂にも立ち寄ってみました。どこにも書いてないけど、「清正公」って加藤清正のことじゃないんですかねぇ?

藤村も訪れたことあったでしょうね。こんなに近いんだから。何を思ってたのかなぁ。。


清正公堂

清正公堂

清正公堂

 旧細川邸のシイを求めて♪

周辺マップ


白金の辺りに旧細川邸にあったシイの木があると文化財ウィークのサイトで見て、見てみようということに☆

うろ覚えの記憶に頼って行って、駅を間違え、現在ある施設を間違えて、全然違う所にある老人福祉施設に行ってしまいました。

あまりに場違いだったのか、用件を訊かれてシイの木の話をしたところ、そこの職員さんが調べてくれました。もぉ、ほんっとに傍迷惑なワタクシでございます ヾ(^-^;) ゴメンゴメン

旧細川邸のシイ


ようやく見つけた旧細川邸のシイの木!

想像以上に立派です。

これを残した人の気持ちがわかります。人を畏れさせるような存在感があります。

この木が赤穂浪士たちの切腹に立ち会っていたんですね。


解説板

旧細川邸のシイ

旧細川邸のシイ

文化財ウィークのパンフ

 では再びキリシタン灯籠を探しに・・・!

羅漢寺


白金・高輪は大体歩いたので、次は都営線に乗って西大島駅へ☆

ここにある羅漢寺にキリシタン灯籠があると目星を付けて来てみたんですが・・・、それらしき物はありませんなぁ (;´д`)

切支丹風土記にキリシタン灯籠のある場所として「城東区 羅漢寺」が挙げられていたので、昔の城東区は今の江東区だと推測してみたんですけど。

この寺がその羅漢寺(名前は羅漢寺だけど)なのかもわからず、合ってたとしてもキリシタン灯籠がどこにあるかも見つけられず、ものすごーく消化不良です。

「切支丹灯籠だ」と書いてあったら書いてあったで、一言言いたくなるんつけるんだから、私のこの性格をなんとかしなければならないのかもしれませんが。。


羅漢寺

羅漢寺

羅漢寺

食べて仕切り直し☆


まあ、こういうときは食べて気分をリセットして、仕切り直そうということで、遅めのランチをば☆

高輪台で思いっきり迷って無駄骨折って歩き回ったので、結構疲れてます。足も棒。太い足がもっと太くなっちゃう・゜゜・(×_×)・゜゜・。

それでも好きなことしてるんだから感謝ですわな。視野が狭くなると感謝できなくなるからイカンです。しっかり食べてしゅっぱーつ♪

東京女子医大


「しゅっぱーつ♪」と言いましたが、もう夕方なので、帰路を意識しながら都営大江戸線沿いの史跡へ!

前回リベンジを誓った月桂寺の手前にあるのが東京女子医大。坂を登るときに右手に見える病院のある所が尾張徳川家の屋敷跡。

この辺りは有力大名の屋敷が結構ありますね。江戸城への登城路がずどーんと通っていたのかな?


東京女子医大病院

東京女子医大病院

月桂寺


月桂寺に来てみると、今日も門が閉まっています。むむー、まだ4時過ぎなのになぁ。

外からでもこの寺にあるというキリシタン灯籠が見えないかと思って門に手をかけると・・・そそそーと開くではありませんかっ!

つまり「常時閉まっているけど、来るもの拒まず」方式のようです。そういうことだったのかー (・ロ・)ホヨー

月桂寺の「切支丹灯籠」


で、こちらが件の「切支丹灯籠」。
新宿区の有形文化財に指定され、解説板も建っています。

確かに一般にいう「切支丹灯籠」なる石造物の典型みたいな形状です。

しかし・・・、隣にある石造物の柱部分にも人が刻まれていて、そういう石造物が少なくなかったことを表しているような、、感じがするんですけどね。


「切支丹灯籠」解説

「切支丹灯籠」

「切支丹灯籠」

隣にある石造物

大久保の犬御用屋敷跡


続いて大久保の犬御用屋敷跡へ☆

現在の若松地域センターにあたり、敷地の片隅、ママチャリに囲まれた所に解説板があります。

綱吉という人は世継に恵まれないことを、前世で殺生したせいだと思い、動物を憐れんだそうですが・・・。

徳川家がもうちょっと人を憐れんで、キリシタンの信仰を認めたなら、キリシタンは祈ったでしょうけどね。天がその人を憐れんで願いを叶えてくれるようにと。


犬御用屋敷跡

犬御用屋敷跡

島崎藤村旧居跡


一駅乗って東新宿駅へ。この街は完全に韓国に染まってます。こんなに韓流ってすごいことになってたんだ。ちょっと唖然。

道沿いに島崎藤村旧居跡の碑があります。島崎藤村って、今も読む人多いんでしょうかね。いろんな所に碑とかあるけど。

私みたいな者には場所がわかって有り難いですが、もうちょっと違うものの碑を建ててもいいような気も・・・。


島崎藤村旧居跡

島崎藤村旧居跡

小泉八雲旧居跡


同じ駅に小泉八雲旧居跡もあります。5分くらい歩くけど。

ギリシャに生まれ、アメリカの新聞記者として来日し、日本に帰化して東大や早大で英文学を教える傍ら日本文化を海外に紹介しました。

今は学校になっているこの場所に妻と共に住んで、ここで最期を迎えたんですね。「数奇な運命」という言い方がぴったりくるような人生だと思います。


小泉八雲旧居跡

小泉八雲旧居跡

小泉八雲旧居跡

ラストは都庁!


ラストは都庁へ! いつ見ても圧倒されるような姿ですね。今や東京のシンボルはスカイツリーですが、都政や市民生活ではやはりこちらが「顔」です。

本来は白い外壁ですが、夕陽を映してうっすらピンク色。展望室へ無料で登れるというのも魅力ですよね♪


都庁

都庁

都庁

都庁

嗚呼、東京!


展望室から見下ろす下界は、ザ・東京! 嗚呼、多くの人の住む東京、東京よ・・・一句詠めそうな感じですが、文才がないのでうまく言い表せません。何といえばいいんでしょう、この湧き上がってくる気持ち、この感じは。哀しみと期待と、慈しみと驚嘆と・・・様々な感情を嘆きで包んで泣いてあげたいような。
「嗚呼・・・!」という感じですね。神様はどう思ってご覧になっていらっしゃるんだろう。


都庁から

都庁から

都庁から

小さくスカイツリーも♪

紅茶で〆る♪


妙に泣けてきます。花粉飛んでるのかな? ・・・いや、そういうことじゃなくて。

展望室の喫茶店でレモンティー。意外に閑散としていて自分の世界に浸れます。うーん、どちらかというと浸り過ぎに注意ですな。人生は実体的に生きていくものだから、観念に溺れては立ち行けませんもんね☆



  私を見守る瞳


  どこに行っても 何をしていても
  私を見守ってくださっている方の
  静かな瞳を感じます。

  御子主は2千年も前に
  この世を去っていかれたけれど
  今も臨在し、共にする方。

  その方への愛と感謝で
  自分の生を満たしていけたらいいな。

  どこに行き 何をするとしても
  主への愛で行いたいです ヽ( ´ ▽ ` )ノ




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